8月の終わりに、母校の奈良女子大学での講演ライブと、その後卒業30周年の大同窓会に出席するために、奈良を訪ねました。
新幹線沿いに位置する京都と違い、なかなか奈良に足を伸ばすことができませんが、今回はリハーサルのため前日入りし、懐かしい場所を辿ってみました。
奈良は訪れる度に予期せぬ発見があり、不思議な奥行きを感じます。
JR奈良駅の改札を出ると小さなサプライズが…
新鮮な地元の果物。
夏と秋の彩りが並んでいます
野菜の安さにびっくり。水茄子は関西ならではですね
野菜のピカピカの肌に元気をもらいます。桃や無花果(いちじく)、梨、柿、栗たちが自然光の中でコロンとおさまっている景色に一挙に女子力もアップ。大型スーパーの照明や陳列棚とは違う、微笑ましさがあり、これから仕事だから買えないのはわかっていても、つい手に取りたい誘惑を抑えて、まずはホテルにチェックイン。
瑞々しい野菜たちを見たら、体が緑を求めているのがわかりました。
タクシーに乗って東大寺二月堂まで。
観光だけど、無理して歩くのはやめましょう(笑)。
時間も体力も限られているし、境内を歩くだけでも相当な運動になるのでここはサクッと目的地へ。
二月堂は東大寺から500mほど離れた仏堂です。
一足ごとに日常が乖離していく時間。
少し乾きながらも緑を湛えている葉っぱたち。空を濃淡で切り抜きます
雑木林に寄生するキノコ群。まさに木の子となり生きている様が逆に怖いような
石垣に植えられたザクロの木々。
ピンクの実が割れて、そこだけエキゾティックな匂いに包まれていました
さ、目的地に到着(え?)。
実は、散歩の目的は「絶品かき氷を食べたい!」でした(やっぱり…)。
でも、ちゃんと緑はつながっています。
かき氷といえばまず宇治金時
こちらのお店は「氷わらび餅」で有名なのだそうです。
大盛りで嬉しい。氷でお餅が固くなる前にお箸でいただきます
さわさわの氷の食感ときなこの風味と、抹茶と小豆あんを堪能し、汗がひいたところで、歩き始めた石段にまた美しいものを見つけました。
石段ごと大きな盆栽のようです。
木漏れ日のコントラストでさらに輝く苔たち
場所によって違う葉の色。
秋がまばらに宿っています
奈良ならではの看板も見つけました。この看板も緑色。
英・中・韓表記。確かに7割は外国人観光客でした
そんななか、シカさんは
地面にディープキスして、草を夢中で食べてます
たくさんの緑に心をストレッチしてもらって、次回はお寺さんでの発見をしていきます。お楽しみに。
シカと見届けてね♪