高校同期の友人たちと、修学旅行に行ってきました。
…というのも私の出た鹿児島の高校には受験準備のため当時、修学旅行がありませんでした。卒業後30年振りに東京で一堂に会した時、テストに追われ彩りの乏しかった高校時代を振り返り、「じゃあこれから大人の修学旅行をしよう!」と盛り上がりそれ以来、有志で毎年一泊二日の旅行を楽しむようになったのです。
4年目の今回は福島の『スパリゾート・ハワイアンズ』。
各所から宿泊者には無料バスが出ており、各人現地集合できる利便性、あと、震災のささやかな応援も込めました。
仕事以外の長距離バスは初めてです。
さてここはどこでしょう?
休憩所の友部サービスエリア。今やこんなにおしゃれになってるんですね。エントランスにはかわいい声が響き、人々の視線をたどると…
屋根の梁(はり)の各所に巣があり、ツバメの赤ちゃんが親のえさを待っていました。そして巣の下にはNPO法人団体・バードリサーチが支援する「ツバメのフン受け」が。これは外国の方も驚く「ツバメと人が共生する街作り」の日本独自の活動らしいです。
今回は20数名が参加。実は高校からの友人同士は少ないです。
クラスも違い、話すこともなく、それぞれの道を歩んでいった者達が30年後一緒に旅行する未来を、誰が想像したでしょう。
それぞれの仕事も家庭のこともほとんど知らないし、聞かない。
縁あって再会し、これからゆっくり友達になっていく旅。
バスは約3時間後に到着。みんなの顔を見た瞬間、心は高校生(笑)。お揃いのアロハとムームーに着替え、ニコニコ小走りでショー会場へ!
どこか懐かしいステージ
可憐なしぐさから情熱的な腰の振りまで、想像以上にハイレベルで魅惑的
フラダンスの基本は笑顔。けれど肌の照りや腰のくびれ、キレのある激しい踊りを、優しさで包めるようになるまで、どれだけひたむきな努力を重ねたのだろうと、胸が熱くなりました。
プールとダンスショーという催し物は、斬新ではないかもしれません。しかし近年の、異次元ハイテクアミューズメントに疲れることも正直あります。裏切りのない素直な展開に、癒され、とっておきの何かを取り戻す。今ここで共に過ごす同郷の友人とも、そんなハートでつながっている気がしました。
昔とそんなに変わってない…そう思うのは自分たちだけ。
周りからはただの陽気なオジサン・オバサン集団に見えるでしょう。
でも平気。そんなことで凹む年代は越えました(笑)。
人生って、勘違いでも楽しんだ分、幸せ度が増すシステムみたいです。
せっかくだから1秒でも多くニコニコ笑っていきましょう、一緒に。
アロハ〜♪