ソテツはヤシの木にも似たような風貌で、街の中でも木を伸ばしていることがあるため、みなさんも一度は見たことがあるのではないでしょうか。
今回はそんな私たちに馴染み深い、ソテツについて説明します。
ソテツとはソテツ類植物の一つで、熱帯の地域で生息しています。
日本でも九州地方から南西諸島などで見られ、主に海岸近くで自生しています。
ヤシの木に似た風貌のため、今までヤシの木だと思って見ていたものが実はソテツだったということもあります。
ソテツは、イチョウと同じく裸子植物に分類されており、胚珠が剥き出しになっているのが特徴的です。
剥き出しになっているソテツの種子ですが、この種子には毒があります。
十分に加工すれば食用としても食べることができ、過去には一部の地域で食されていました。
しかし、不十分に処理では毒素が残り身体に悪影響を及ぼし、死人が出たという前例があるほどです。
あくまで観葉植物として楽しむことにしましょう。
ソテツは、一般的に屋外で育てられていて、また成長すればサイズが大きいため、室内では適さないと思いがちですが、室内でも育てることができます。
また、ソテツは手間があまりかからない植物で育てやすいのも魅力的です。
日当たりと風通しのよい場所で育ててください。
ただ、寒さには弱いので地域によっては温度管理が必要です。
今回は日常の中でも私たちの身近にあるソテツについて紹介しました。
よく見かけることが多い割にはソテツについて知らないこともあったと思います。
興味をもった方は是非、自宅でも育ててみてはいかがしょうか。
※トップ画像はPhoto by 不知火さん@GreenSnap