観葉植物の植え方を調べると、必ず鉢底石という言葉が出てきます。
鉢やプランターに、土よりも先に入れるものなのですが、何故必要なのか、どういった意味を持つのか、代用できるものはあるのか・・・そういったことを知っている人は、どれだけいるでしょうか。
鉢底石は、軽石や黒曜石などを素材として作られた石です。
土の排水性や通気性を向上させ、根腐れの予防に効果が高いので、鉢植えやプランターでの植え付けではほとんどの場合で使われています。
必須というわけでもないようで、園芸に詳しい人の中にも必要性を感じないという人もいます。
土の水はけを良くするのが第一の目的なので、植え付ける植物によって適切な量は変わってきます。
ホームセンターやネット通販、100均でも手軽に購入できますので、量を調達するのは簡単です。
大半の植物は、だいたい容器の1/5辺りの高さまで入れて、深めのプランターなら1/3まで入れることもあります。
再利用も可能で、よく水洗いをしてから天日干しすれば、消毒もできて問題なく使えます。
鉢底石の代用品として使うには、ある程度の大きさが必要になってきます。
ですが、石である必要はありません。
適当な大きさに砕いた発泡スチロールやコルク、ヤシガラなども利用されています。
コチョウランをはじめとした洋ランを育てる時には、水苔とよく絡み、軽い発泡スチロールの方が使われることが多くなります。
初心者でよくやるミスが、水のやりすぎによる根腐れです。
土の水はけを良くすることは根腐れ防止につながるため、ガーデニング初心者には心強いアイテムになるでしょう。
効果と目的を理解して使っていけば、適切な量を見極めて、植物に合った環境を作り出せます。