観葉植物のサンセベリアはアフリカ、マダガスカル、南アジアなどに約70種分布する植物です。地中の短い地下茎が、厚みのある剣状や棒状の葉を伸ばします。この記事では、サンセベリアの栽培方法などについて詳しく紹介していきます。
サンセベリアはよく日光が当たるところで育てます。
5月から9月は気温が高く元気に育ちやすいので、屋外の日当たりの良い場所に置きます。
直射日光が強すぎると葉の色がくすんだように薄くなるので、真夏は直射日光を避けるようにしましょう。気温は10度以上必要です。
10月以上は室内に取り込み、日光のよく当たる場所で育てましょう。
サンセベリアは乾燥に非常に強いので、水をあげすぎると根から腐ってしまいます。
土の表面が乾いてから水をあげるようにしましょう。冬の場合、15度以上ならやや少なめに水やりをしますが、一般的には暖かくなるまで水やりは必要ありません。
冬期に水やりをしないことで休眠状態になり、耐寒性が増すからです。暖かくなってから水やりを再開します。
肥料はあらかじめ粒上のものを土に混ぜ込んでおき、追肥として5月から9月の生育期に、20日に1回程度液体肥料を与えます。
肥料は夏場にしっかりと与えておきましょう。冬場は必要ありません。
用土としては
の割合で混ぜた土、または観葉植物の培養土を使います。
植え替えについては、春から夏の気温の高い時期にします。
ふやす場合は株分けと葉挿しででき、5月から8月が適しています。
株分けの方法としては、鉢から抜いた株の土を落として根茎を3、4つに切り分け、半日ぐらい日陰で切り口を乾かし、それぞれ用土に植え付けます。
葉のない根茎も、土の上に横に伏せて置くと根と葉が出ます。葉挿しの方法は、一枚の葉を横に3、4つに切り分けて切り口を川砂に挿すと、根が出て新芽が出ます。
ここまで、観葉植物の幸福の木についてご紹介してきました。
観葉植物の中でも非常に人気の高い品種ですので、興味のある方はぜひ育ててみてください。