
日本酒造りを体験するフランス人=4日、大野市の南部酒造場【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】
フランスのソムリエや飲食店関係者らが2月4日、福井県大野市の南部酒造場で仕込み作業を体験した。蔵人のこだわりや洗練された技から生み出される日本酒への理解を深めた。
フランスの日本酒輸入業者が2018年から企画する「Osake tour(お酒ツアー)」の一環。20〜60代の男性8人が3日から県内で研修を受けている。
日本酒などの「伝統的酒造り」は昨年12月、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された。ツアーを企画した業者の担当者によると、フランス国内でも日本酒の認知度は年々高まっているという。
4日は午前6時半から蔵に入り作業を開始。酒母(しゅぼ)をかき混ぜて発酵を調整する「櫂(かい)入れ」などの作業を体験した。酒蔵の建設を構想している参加者は「特別な体験ができた。酒蔵ごとに特色があって面白い」と話した。一行は今後、兵庫や鳥取県の酒蔵なども巡る。
【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】