
富山市の富岩運河環水公園で確認された八重彼岸【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】
国内での生育が確認されていなかったコヒガンザクラの品種「八重彼岸」が富山、黒部の両市で見つかった。紫色を帯びたピンク色の花びらが特徴で、富山県中央植物園(富山市婦中町上轡田)が確認した。
八重彼岸は、NHK連続テレビ小説「らんまん」のモデルとなった植物学者、牧野富太郎が1908年に発表し、標本化した。その後は国内で現存しているかは不明とされていた。
同植物園は2017年に調査を始め、富山市の富岩運河環水公園と黒部市浄化センターで確認した。東京大総合博物館に保管されている標本と比較するなどし、24年秋に断定した。24日に始まった研究発表展で、これまでの経緯や花の特徴を紹介している。
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