
伝統のみそを仕込む住民=中能登町東馬場の納屋【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】
中能登町東馬場、西馬場の住民でつくる「中能登アヅマの百笑(ひゃくしょう)くらぶ」は19日、東馬場の納屋で、地元に伝わる特製の米こうじみそ「馬場(ばんば)のみそ」約160キロを仕込んだ。今年はこうじの量を例年より増やし、大豆の煮汁を仕込み水とすることで、甘味と大豆の風味をより味わえる仕上がりを目指す。
馬場のみそは地元産の大豆や米こうじを使い、まろやかな甘味が特徴。仕込みでは約20人がせいろで蒸した大豆をすりつぶし、米こうじと塩を加えた後、たるに詰めた。11月ごろに完成する。
みそ造りは地元で「みそ奉行」と慕われる近江節子さん(83)=東馬場=の納屋で行われていたが、能登半島地震で損壊し、昨年から近所の岩見敏さん(69)の納屋に拠点を移して続けている。
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