丸岡城天守に幕末以降に設置されていた木製しゃちほこ=10月29日、福井県坂井市龍翔博物館【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】
福井県坂井市の丸岡城の歴史資料を集めた丸岡藩誕生400年記念特別展「お天守ヒストリー」が12月8日まで、同市龍翔博物館で開かれている。1865年に造られ1940年の改修まで天守にあった木製しゃちほこ、江戸時代の城下絵図など約50点が展示されている。
藩主有馬家が新年に祝砲を放った正月行事「吉祥(きっしょう)」を描いた絵「丸岡霞城御吉祥之図(まるおかかすみじょうごきっしょうのず)」(個人蔵)は初公開。城の西側で、かみしも姿の藩士たちが鉄砲を構える姿が確認できる。
笏谷石で作られた丸岡城独自の屋根瓦、明治以降に天守などが民間に売却された際の入札記録、1940〜42年の解体修理工事の記録写真などもあり、さまざまな角度から歴史に触れることができる。
観覧料は、入館料込みで一般700円。水曜休館。
【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】