参加店舗を巡り、屏風を鑑賞する観光客=9月15日、村上市【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】
町屋に代々伝わる屛風(びょうぶ)を公開し、城下町の風情を楽しんでもらう「町屋の屛風まつり」が9月15日、新潟県村上市で始まった。参加する52の町屋や商店を観光客らが巡回。屏風にまつわる歴史や文化について店主から説明を受けながら、興味深そうに見入っていた。
村上町屋商人(あきんど)会が主催し、24回目。村上市の伝統工芸「村上木彫堆朱(ついしゅ)」などの民具も展示している。
会場の一つ、市町屋造観光案内所で開幕式が行われ、商人会の吉川真嗣会長は「屛風まつりは他の町にはない特別な文化、風習だ。ますます盛り上げていきたい」とあいさつした。
茶販売店や酒店などを巡った東京都の会社員の男性(43)は「一般のお宅で屛風を見せてもらう機会は貴重で、建築も素晴らしい」と話した。
10月15日まで。無料。着物姿で町歩きを楽しむイベント「着物でぶらり」も、10月1日〜15日に開かれる。有料で着付けやレンタルもできる。
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