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伝統の大名行列10年ぶり披露!小千谷市で8月25日 おぢやまつり盛り上げ、住民ら練習に熱

  • 2024年8月22日
  • 北陸新幹線で行こう! 北陸・信越観光ナビ

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 新潟県小千谷市北部の高梨町・五辺(ごへん)集落に江戸時代から伝わる五辺大名行列が、「おぢやまつり」最終日の8月25日、10年ぶりに披露される。2024年は市制施行70周年に当たることから、まつりで実施することになった。久々の舞台に向け、住民たちは気持ちを込めて練習に汗を流している。

 五辺大名行列は江戸時代の衣装を身にまとい、笛を吹いたり拍子木をたたいたりする人と共に、羽連(ばれん)と呼ばれる長さ約3メートルの棒を若衆が操り、粋な姿を見せながら練り歩く。

 江戸時代、五辺にある神明社へ伊勢神宮からお札が来る時に、住民が行列を組んで迎えたのが始まりと言われている。大きなイベントの時に行い、1993年には集落近くの信濃川に架かる国道17号の「越の大橋」の渡り初めで、直近では2014年の市制施行60周年の「おぢやまつり」で披露した。

 小千谷市高梨町の集会場で8月上旬に行われた練習には、20代から40代の住民ら約30人が集まった。行列で若衆は、右膝を曲げながら腰を落とす独特の姿勢を保ちつつ、羽連を片手で持つ。筋力だけでなくバランス感覚も求められる。指導する住民から「もう少し腰を低くして」「胸を張って」などとアドバイスを受け、笛や太鼓の音に合わせて動きを確認した。

 2024年の大名行列は総勢約110人。先頭に立つ大役を担う小千谷市高梨町の会社員、大平勇樹さん(38)は、父親も羽連を操った。「受け継がれてきた大切な行事。子どもに格好よい姿を見せて、文化を未来につないでいきたい」と意気込む。大名行列は8月25日午後3時から、本町通りで行われる。

 おぢやまつりは23〜25日にあり、大花火大会や万灯パレードなどが行われる。問い合わせは小千谷観光協会、0258(86)0288。
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