青空の下、立山玉殿の湧水を飲む子どもたち=立山・室堂【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】
立山・室堂(標高2450メートル)で、登山客や観光客を癒やす湧き水が出ている。真夏でも2〜5度と冷たく、「立山玉殿(たまどの)の湧水」と呼ばれる名水だ。水飲み場は涼を求める人でにぎわっている。
水は立山連峰の主峰、雄山(標高3003メートル)から湧き出る地下水。1968年、立山トンネルの開通により一部が出た。霊峰立山の水として観光客らに親しまれ、85年には環境庁(現・環境省)の「名水百選」に選ばれた。
6日朝の室堂は青空が広がり、午前9時の気温は18・9度。水飲み場では、水に触れて楽しむ子どもやペットボトルに水を入れる登山客らの姿が見られた。
鳥取県から家族3人で訪れた竹中佳代子さん(55)は持参したコップで水を味わった。「癖がなく冷たい水。以前にも飲んだことがあるが、やっぱりおいしい」と話し、2泊の登山に向け英気を養っていた。
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