水槽の中でゆらゆらするタツノオトシゴ=7月11日、福井県大野市の道の駅「越前おおの荒島の郷」【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】
福井県大野市の道の駅「越前おおの荒島の郷」で7月11日、タツノオトシゴの特別展示が始まった。越前松島水族館(坂井市)とのコラボ企画で、招かれた大野市の園児は水槽でゆらゆらする姿に「しっぽがくるくる」と目を丸くした。
両施設の交流は、2021年の道の駅開業にあたり駅内に淡水魚の水槽を設置した際、同水族館に相談を持ちかけたことから始まった。今回は今年の干支(えと)が「辰(たつ)」であることや、両施設の回遊促進を図ろうと企画。タツノオトシゴの一種「ポットベリーシーホース」5匹と水槽は同水族館から、ろ過装置は奥越漁協組合員らでつくる九頭竜川の魚を愛する会から借り受けた。
同水族館の松原亮一館長が「どんな魚かよくご覧いただければ」とあいさつ。招かれた大野市の「いとよミライエこども園」の5歳児14人は、水槽に顔を近づけて興味深そうに見入っていた。園児は「初めて見た。口がかわいかった」と話していた。
展示は9月下旬までで、夏休み中の子どもたちや買い物客らの目を楽しませる。今後、海の生き物の展示も予定している。
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