五箇山和紙に観光客が選んだ文字をしたためる書道有段者(左)【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】
五箇山和紙を通じて日本の伝統文化に親しんでもらうイベントが、南砺市の五箇山観光案内所や相倉合掌造り集落の民宿「勇助」で開かれた。
市の調査によると、五箇山を訪れる前に和紙を目当てにしていた観光客のうち、実際に購入した人は約5割にとどまり、ギャップがあることが分かった。イベントは観光客向けに情報発信の場として市が試験的に開いた。
五箇山和紙に筆で漢字を書く様子を見学してもらう趣向。観光客は「愛」や「夢」、「桜」など六つの中から好みを一つ選び、市内の書道有段者がしたためた。来場者は漢字の持つ力や和紙の温かな風合いを感じ取っていた。
15日には漢字の当て字で表した外国人の名前を、和紙に書くイベントを予定している。
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