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羽越線活用で訪日客つかめ! 新潟・山形満喫ツアーを広告代理店と市民団体が構想、来春実施目指しモニターツアーも

  • 2023年12月7日
  • 北陸新幹線で行こう! 北陸・信越観光ナビ

北方文化博物館の大広間で県産食材を使った夕食を楽しむモニターツアーの参加者=新潟市江南区沢海【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】
 総合広告代理店の新潟博報堂(新潟市中央区天神1)が山形県鶴岡市の市民団体とともに、山形県庄内地域と新潟県を結ぶJR羽越線を活用したインバウンド(訪日客)向け観光ツアーの構想を進めている。新型コロナウイルス禍から回復傾向にあるインバウンドを取り込もうと、沿線の食や文化を楽しめるコースとする。来年春のスタートを目指しており、11月下旬にはモニターツアーが行われた。

 ウイルス禍で落ち込んだインバウンドは感染症法上の位置付けの5類移行などで再び増え、政府観光局が発表した推計によると、10月の月別統計では251万6500人だった。月別で流行前の2019年水準を初めて超えた。

 ただ、旅行先は首都圏や関西などが中心。そこで新潟博報堂は、新潟・山形両県への誘客を図ろうと、山形県鶴岡市の市民や観光専門家でつくる市民団体「鶴岡join(ジョイン)」などとともに今回のツアーを考案した。

 両県を結ぶ羽越線を「現代の陸の北前船」と見立て、新潟市江南区沢海の北方文化博物館や鶴岡市の国指定史跡「松ケ岡開墾場」などをコースとして地元の歴史や文化を楽しんでもらう。食事は、新潟県村上市名産の鮭やイクラなどを用いたメニューを用意する。

 11月下旬のモニターツアーには首都園の旅行会社など計30人が参加し、特急いなほで各所を回った。北方文化博物館では磁器などの所蔵品を紹介したほか、100畳の大広間を会場とした夕食を用意し、豪農・伊藤家の歴史に触れてもらった。

 都内で旅行業を営む男性(67)は「インバウンドはある程度の期間を日本で過ごす。首都圏や関西などとは異なる体験や食を楽しめるようなので、案内先の一つとして考えたい」と話した。

 新潟県と山形県庄内地域とは、JR東日本の大型観光企画「デスティネーションキャンペーン」を展開した縁もある。新潟県国際観光推進課は「せっかくなので広域を回りたいというインバウンドの声に応えられる。羽越線の利用促進にもつながれば」と期待を寄せる。

 ツアーは1人数十万円を想定。新潟博報堂などは今後、参加者の意見も踏まえて内容を精査していく予定。新潟博報堂は「日本海エリアで育まれてきた歴史や文化は、きっと気に入ってもらえると思う」としている。
【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】

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