
自慢の薬膳カレーと蒸し料理をアピールする鈴木さん【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】
富山県立山町釜ケ渕地区に町の地域おこし協力隊員、鈴木由香利さん(50)が手がける飲食店「釜カフェ 薬膳 やわやわや」がオープンした。同地区の農協倉庫を改装し、交流拠点に再生した「釜ノ蔵」の核となるのがこのカフェ。基本は金曜〜日曜に営業し、自慢の薬膳カレーや米粉うどん、地場産野菜を使った蒸し料理のランチセットなどを提供する。カフェ開業が念願だったという鈴木さんは「誰もが気軽に立ち寄れる場所を目指したい」と張り切っている。
釜ケ渕地区は立山町西部の田園地帯に位置する。県内初の農村RMOに選ばれた住民有志の組織「釜ケ渕みらい協議会」がプロジェクトの一つとして、今月1日にカフェを設けた。近くのグリーンパーク吉峰や釜ケ渕地区を中心に活動する鈴木さんがメニューの監修や調理などを担う。
体に優しい食事をモットーにしており、薬膳の考えを取り入れたカレーや、旬の食材を使った蒸し料理などを提供。同協議会が運営する市民農園で収穫された野菜も活用する。昼飲みが楽しめるようアルコール類も用意。今後はハーブティーなどのドリンク類も充実させていく。
鈴木さんは愛知県出身。協力隊員の任期は本年度いっぱいだが、任期終了後も釜ケ渕地区に住み続けるつもりだ。カフェは一人で切り盛りするため「お待たせしたり、至らなかったりする点もあると思うが、ゆったりした空気感も味わっていただけたらうれしい」と話す。
カフェは釜ケ渕公民館の向かいにある。営業は基本、金曜〜日曜の午前11時〜午後4時で、営業日以外は予約制。営業情報などはインスタグラムのアカウント「yawa.yawa.ya」で案内している。
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