
一乗谷城の防御設備を見学する参加者ら=9月3日、福井県福井市三万谷町【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】
日本100名城の一つ、福井県福井市の山城「一乗谷城」の登山会が9月3日開かれた。県内外から歴史ファンら6人が参加。戦国大名朝倉氏が築き、優れた防衛能力を誇る"最強の山城"を肌で感じた。
一乗谷城は標高473メートルの一乗城山にある。櫓(やぐら)などを建てるため山肌を平らにした「曲輪(くるわ)」、敵軍の横移動を防ぐ「畝状竪堀(うねじょうたてぼり)」などが残っている。
登山会は一乗谷城の魅力を知ってもらおうと、県などでつくる一乗谷朝倉氏遺跡活用推進協議会が毎年企画している。同協議会の山城案内ガイドの安田亨さん(70)ら2人が同行し、遺構などを説明した。
全国各地の山城などを見学しているという兵庫県の夫婦は「城があったとされる風景を想像すると、とてもわくわくする。参加できて良かった」と話していた。
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