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無添加の手作りせっけん、人気じわり上昇 弥彦の温泉旅館

  • 2023年3月17日
  • 北陸新幹線で行こう! 北陸・信越観光ナビ

温泉旅館「山本館」で販売する無添加のせっけん【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】
 新潟県弥彦村弥彦の温泉旅館で販売している無添加のせっけんが、新たな土産品としてひそかに人気を集めている。せっけんは、女将(おかみ)の三富亜紀子さん(43)の妹で、クロアチアに嫁いだ三富ビリッチ沙映子さん(38)の手作り。弥彦温泉の源泉や村産枝豆、県内産の果物、クロアチア産ラベンダーなどを原料とした17種類を販売している。

 沙映子さんはクロアチアで、夫のイバンさんの実家からもらうヤギ乳でせっけんを作る仕事をしていた。沙映子さんは「品質がいいオリーブオイルも手に入り、知人に配っているうちに評判が広まり販売を始めた。結婚式の引き出物やネイルサロンや個人宿でも扱ってもらっていた」と話す。

 当初はクロアチアでさばききれない分を弥彦村に持ち帰り販売していたが、弥彦の農産物を宣伝する方法を考えていた亜紀子さんの提案で、弥彦産品を使ったせっけんを作り始めた。亜紀子さんは「村産枝豆を使った料理などの開発をしていたが、農産物は土産物にしにくい。地元農家を応援するためにも、せっけんなら保存もできるしいいPR方法だと思った」と語る。

 せっけんシリーズは、沙映子さん夫妻の名前から「I.S Soap」と名付け、旅館内の「石鹸(せっけん)BAR」で販売している。枝豆、村のブランド米「伊彌彦(いやひこ)米」、イチジク、ユズなど村産・県産農産物や、弥彦温泉の源泉を使った物、クロアチア産のラベンダーや蜂蜜を原料にしている物など全17種類。香りの好みや肌質に合わせて選べる。

 いずれも一つ一つ手作りのため生産量は少なく大々的に宣伝はしていないが、宿泊、宴会客や弥彦芸妓(げいぎ)の口コミで評判が広がり、女性を中心にリピーターも多い。原料にこだわった無添加せっけんのため、子どもから高齢者まで使えるのも特徴だ。里帰り出産で1月に出産したばかりの沙映子さんは「子どもも安心して使える。今後は赤ちゃん用の商品も作っていきたい」と意気込む。

 亜紀子さんは「一度使ってもらうと良さに気付いてもらえる。香りがいいので洋服ダンスに入れておくのもお勧め。宿を利用しなくても購入できるので、弥彦の隠れた土産物としてぜひ手に取ってもらえれば」と期待している。

 「I.S Soap」は30グラム500円、70グラム700円、100グラム900円。バスボムやバスソルト、ボディーバターなどもある。問い合わせは山本館、0256(94)2061。
【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】

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