
VRで越前焼の作陶工程を楽しむ親子=12月11日、福井県越前町の越前陶芸村【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】
越前焼の作陶工程をVR(仮想現実)で体感するイベントが12月10、11の両日、福井県越前町の越前陶芸村で開かれた。親子連れら約80人が参加し、土作りの現場や大窯での焼き上げの様子を、臨場感ある360度映像で見学した。
町観光連盟が、新たな観光コンテンツ開発に向けて開催。VR動画は、観光庁の補助事業の採択を受けて作成し、越前焼の粘土を作る工場や、ろくろを使った作陶風景、窯での焼き上げの様子などを約6分の映像にまとめた。
11日は、町内外の親子らが専用のゴーグルを着けて仮想現実の世界を体験。双子の小学1年生は「リアルで楽しかった」と話し、歩いたり首を動かしたりしながら映像に見入った。イベントでは、越前焼の端材を使ったオリジナルのジェルキャンドル作りも行った。
町観光連盟は越前焼のほか、越前水仙と越前がにをテーマにしたVR映像も制作した。イベントのほか、修学旅行などの誘致にも活用していきたいとしている。
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