
新潟県の糸魚川市と妙高市の境にある焼山(2400メートル)の糸魚川市側「早川ルート」で、地元山岳会「焼山愛好会」が登山道を点検した。片道6、7時間かかる超健脚者向けのルートで近年利用者が増加。安全に登山を楽しんでもらうため、メンバーは残雪や標識、岩場のザイルの状況などを丁寧に確認した。
焼山は火山活動の活発化により、2018年11月まで入山が規制されていた。規制解除後の翌19年夏山シーズンから、早川ルートの入山者が増加。ルート上には高低差数十メートルの「大谷」「地獄谷」のほか、山頂近くの岩場など難所が点在する。
点検登山は2日に行われ、同会の樋口善栄会長(70)ら5人が参加。例年より残雪が多く、登山者が道に迷いやすい地点に標識テープを取り付け、岩場のザイルがしっかり固定されているかどうかなどを確認した。樋口会長は「焼山の登山道は長く険しい。入山する際は決して無理はしないでもらいたい」としている。
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