
新潟県加茂市の春の風物詩、加茂川のこいのぼりが8日までライトアップされている。夜空をバックに光に照らされて泳ぐこいのぼりの大群の幻想的な光景を、訪れた人が楽しんでいた。
こいのぼりは、地元有志でつくる「加茂川に鯉(こい)のぼりを泳がせる会」が1989年から企画し、葵橋から西宮橋の間に約500匹をつるしている。
市内で開催中の雪椿まつり行事の一つ、Webフォトコンテスト(15日まで応募可能)に「加茂川鯉のぼり部門」もあることから、市は「昼間とはひと味違った姿を味わい、写真に撮ってもらいたい」とライトアップを初めて企画した。
河川敷の商店街側に、発光ダイオード(LED)の投光器10台を設置。初日となった4月29日午後6時半ごろ、一斉にこいのぼりに向けて光が照射されると、夜の闇の中、夜風に吹かれてゆらめくこいのぼりが浮かび上がった。
市は「夜間は特に危険なので、川の中州には絶対に行かないで、周辺での飲食も控えて、多くの人に楽しんでほしい」としている。
ライトアップは午後6時半〜8時半。
【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】