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若狭町特産の熊川葛で新名物、くずあめ、くずの葉茶が完成

  • 2022年4月13日
  • 北陸新幹線で行こう! 北陸・信越観光ナビ

 福井県若狭町熊川の特産品「熊川葛(くず)」の原料となるクズを使った商品がこのほど誕生した。江戸時代の製法で作られた純度100%の本葛やクズの花などを配合した6種類の「くずあめ」と、雑草として駆除されるクズの葉を活用した「くずの葉茶」。新名物になればと町が企画したもので、熊川葛を気軽に味わってもらうほか、担い手不足解消につなげる狙いだ。協力した熊川葛振興会は「伝統の味を気軽に味わってほしい」と話している

 日本三大葛の一つ、熊川葛はまろやかな口当たりと上品な味わいが特長。同振興会の西野会長ら60〜70代の5人が町内で唯一、クズの根採取から製造まで一貫して取り組んでおり、担い手不足が懸念されている。商品開発は、熊川葛や捨ててしまう材料で新たな名物を作り、消費拡大と認知度向上で伝統を守っていこうと企画した。

 クズは各地に自生し、里山を覆うほどの繁殖力があるつる性の植物。根は葛根湯の原料となり、晩夏に咲かせる赤紫色の花は二日酔いに効く漢方として古くから重宝されてきたという。

 あめは熊川葛精製の過程で出る「葛エキス入り」、乾燥させた葛の花を細かく砕いた「葛の花パウダー入り」を開発。整腸作用があるといわれる車前草(おおばこ)の「パウダー入り」もあり、3種類それぞれに熊川葛を加えたあめも売り出す。どれもオリゴ糖で仕上げた自然な甘みがあり、野草の味を楽しめる。

 くずの葉茶は、里山に生い茂る葉を刈り取り、乾燥させて砕いたものを使用。焙煎させることで深い味わいに仕上げ、香りがたつよう花も加えた。

 自然再生などに取り組む「森里川海生業研究所」(東京)が商品開発、熊川葛振興会などが協力し、約3年かけて3月下旬に完成させた。西野会長は「若い人にも興味を持ってもらえるはず。ぜひ手に取ってみてほしい」と話していた。

 くずあめは60グラム入り500円。くずの葉茶はティーバッグ10個入り800円。町内の道の駅などで販売するほか、ふるさと納税の返礼品として活用していく。
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