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規格外の水仙を全国へ 市民団体がブーケなどネット販売

  • 2022年1月26日
  • 北陸新幹線で行こう! 北陸・信越観光ナビ

 福井県越前海岸沿いのなりわいづくりに取り組む団体「ノカテ」は、出荷基準に満たない水仙の販路創出に向け、今シーズンからECサイトでの販売をスタートさせた。正規品は1本単位で販売するが、規格外の30本ほどをブーケなどに仕立てることで商品価値を高める戦略。高齢化が進む産地の持続的な発展につなげたいという代表の男性は「従来の和のイメージだけではない、新しい楽しみ方を伝えたい」と意気込む。

 県園芸振興課によると、越前水仙は正月の飾り花や生け花としての需要が高い一方で、花付きの具合や葉の色、花茎の長さなど厳格な出荷基準がある。全体の長さが30センチ未満だったり花が半分以上咲いたりすると規格外となる。農家の高齢化も進んでおり、約7割が70歳以上だという。

 越前海岸地域の市地域おこし協力隊だった男性が、規格外の水仙は美しさや香りに遜色がないにも関わらず出荷されないことを知り、県内外の建築士らと2020年にノカテを結成した。同年夏には、活動拠点の同市居倉町で放置されていた畑を借り、自らが出荷基準にこだわらない水仙の栽培を開始。ECサイトに使うPR写真を撮影するなど、本格的な販売へ準備を進めてきた。

 ECサイトで12月上旬から、約30本分のブーケを、手入れやアレンジの方法をまとめた冊子を同封して発送している。サイトでは、ブライダルの卓上を飾る水仙や、窓際など日常生活を彩るイメージの写真を掲載し「小分けにして大小さまざまな花器と合わせて楽しむこともできる」とアピールしている。

 これまでに県内外から注文があり、福井市や敦賀市の花屋にも出荷。注文した人からは「荷物を開ける前から香りがする」と感想が寄せられ、手応えを感じているという。男性は「ブライダルの場面やギフト用にもぴったり。良さを日本全国の人に届けたい」と話している。

 ブーケは一つ3800円で別途クール便の送料が必要。発送は2月末まで続ける予定で、注文はECサイトから。
【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】

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