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ジョージア味わって 国内まれな専門料理店 金沢市柿木畠「パザパ」 元大使館料理人・前田さん

  • 2022年1月25日
  • 北陸新幹線で行こう! 北陸・信越観光ナビ

 金沢市柿木畠のビストロ「パザパ」は、国内でもまれなジョージア料理の専門店として、黒海のほとりにある「美食の国」の魅力を石川から広めている。店長の前田洋昭さん(42)は、現地の日本大使館で料理人を務めた経験を生かし、3年前に独立。今年は日本とジョージアが国交を結んで30年の節目で、コロナ下で海外旅行がままならない中、「料理で異国の空気を味わってほしい」と話す。

 加賀市出身の前田さんは金沢のフランス料理店などで修業し、2008〜09年、ジョージアの日本大使館付き料理人として首都トビリシで働いた。帰国後は金沢のスペイン料理店などでの勤務を経て、18年11月に開業した。

 ジョージアはロシアの南、黒海東岸に位置する。欧州とアジアを結ぶシルクロード上にあり、独自の食文化が発展した。「ジョージア版小籠包(しょうろんぽう)」と呼ばれる国民食「ヒンカリ」は、香辛料の香り豊かな具と、もっちりした皮が特徴。他に、鶏肉のニンニク煮込み「シュクメルリ」や、パンとナンの中間のような生地にチーズが入った「ハチャプリ」が知られる。

 欧州ではワイン産地としても名高く、ジョージアワインは13年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された。ただ前田さんによると国内では、ごく少数のロシア料理店がジョージア料理を提供しているのみ。専門店はほとんどなく、知名度はまだ低い。

 パザパは開店1年でコロナ禍に見舞われたが、メニューの冷凍発送などに地道に取り組んできた。昨年6月には、ジョージアのレスリングチームが東京五輪の事前合宿を予定していた志賀町に招かれ、料理教室を開いた。

 そのかいあって店は在日本ジョージア大使館に認められ、大使館の紹介により、昨夏発行の「地球の歩き方 世界のグルメ図鑑」にも掲載された。本を見て九州など遠方から来店した客もいたという。

 前田さんは「素朴でシンプルな味付けのジョージア料理は、日本人が食べやすいはず。節目の年に、食を通じてジョージアを知ってもらいたい」と語った。

 ★ジョージア 日本の約5分の1に当たる6万9700平方メートルの国土に、約400万人が住む。1922年ソ連の構成国の一つとなり、91年独立。日本は92年に国交を開始、2015年に呼称を「グルジア」から「ジョージア」に変更した。主要産業は農業、食品加工業、鉱業。柔道やレスリングが盛んで、大相撲の黒海、臥牙丸、栃ノ心を輩出している。
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