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金沢で北國花展 後期展へ出品者生け込み

  • 2021年1月21日
  • 北陸新幹線で行こう! 北陸・信越観光ナビ

 第46回北國花展「伝統と現代」(北國新聞社主催、石川県いけ花文化協会協力)の後期展は21日、金沢市のめいてつ・エムザ8階催事場で始まる。20日は後期の出品者が生け込みに臨み、大寒の染み入る寒さをかき消さんばかりに、ほとばしる情熱と創意を一花一葉に注ぎ込んだ。
 後期は現代自由花、伝統様式花、レリーフ作の計51点が新たに生けられた。前期から引き続き展示される北國芸術賞受賞者大作と特別大作の計7点も、花材の入れ替えなどが行われ、清新さを取り戻した。
 現代自由花のコーナーでは、コロナ禍や大雪でうっ屈とした思いを解き放つかのような勢いを感じる作品が次々と形を成した。
 たわめた竹ひごの一部がはじけるように広がる作品は内側に真っ赤なナンテンを宿しており、作者は「マグマのようにたぎる思いを象徴している」と明かした。
 雪の下から植物が萌出(ほうしゅつ)する様子を描き出した作品は、土台となるクズを冬場に屋外で編んで準備した労作で、ちりばめたパンジーやシクラメンなどが生命のたくましさを伝える。
 二重竹にイブキを流し生けであしらった伝統様式花の出品者は「コロナに負けないという思いを込めて、しなやかに、勢いよく生けた」と話した。
 後期展の生け込みには、各流派から選抜された若き男性華道家の力強い姿もあり、「生け花王国・石川」のすそ野の広がりを感じさせた。
 古流松照会の吉田理翔さん(36)=七尾市=は鉄で自作した白い花器にサンゴミズキやデルフィニウムなどを寄せ、植物が奏でる響きを表現した。吉田さんは「社会が混乱する中で、今年こそは花を生ける機会を持ちたい」と意気込みを新たにした。
 古流千昇派副家元の平野一寿さん(32)=小松市=は、スイリュウヒバの垂れた枝を生かした生花を仕上げた。今回が三度目の出品となり、「正月明けの忙しい中、多くの人の協力で出品できた。北國花展をへて一年が始まる思いだ」と表情を引き締めた。
 後期展は24日まで。入場料は700円で、中学生以下は無料となっている。

【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】

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