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Vol.75 デカフェと代替コーヒー

  • 2015年1月15日

 この「フィールドスケッチ・シェアリング」も4年目に突入しました。最近はより具体的なテーマを、連載ごとに深く掘り下げることが多くなってきました。知りたいことへの知識を深め、皆で共有(シェア)するというプロセスは、自主企画の「きこえる・シンポジウム」の頃から一貫しているのですが、コラムでのスタンスも今さらながらようやく地に足が付いてきたような気がしています。今年も暮らしや環境にまつわること、そして僕の音楽活動のことなどを書いていきたいと思います。どうかよろしくお願いします。

 今回は健康の話、、、いや、どちらかというとコーヒーの話です。はずかしながら僕は去年の夏頃、胃を壊してしまいました。原因はストレスも関係があるみたいですが、なかなか特定はできません。とりあえず医者からはお酒とコーヒーと固い肉を摂取しないようにと言われています。

 大好きなお酒は、とりあえず今は「この世にはない」ことにして、なるべく視界に入れないように。たまにあの高揚感が愛おしくなるのですが、まわりの人に飲んでもらって、車のときは進んでハンドルキーパーになることで、日頃の恩返しに務めています。それにしても人は酔いがまわって来ると、同じ話を何回もするんですねぇ、、、立場が変わった今、やっと分かりました。

 コーヒーもカフェインが胃の刺激になります。緑茶や紅茶にもカフェインが含まれていますが、コーヒーは段違いで胃に来ます。身を持って経験しました。そこで頼りになるのが、代替コーヒー。タンポポの根から作るタンポポコーヒーや、大麦やライ麦から作る穀物コーヒーなどがあります。味わいはかなりあっさりしたアメリカンという感じですが、コーヒーとは別物と考えれば、とても美味しいです。

タンポポコーヒー

 コーヒーからカフェインを抜いた「デカフェ」も、今とくに女性たちのあいだで流行っているみたいです。カフェインは利尿効果などにより肌の水分を奪い、冷えの原因にもなると言われています。そもそもカフェインレスであれば、妊婦さんやお子さんにも安心ですね。

 僕はこのデカフェの存在は、最近になって知りました。オーガニックなど健康志向の高い欧米では、すでに以前から広く受け入れられていて、世界全体のコーヒー市場の約10%はデカフェが占めているようです。

デカフェ

 コーヒー豆からカフェインを抽出する方法は、薬品を使う方法、水を使う方法、二酸化炭素を使う方法があるそうです。はじめからカフェインのないコーヒーの木も品種改良で育てられてはいるものの、なかなか実用化にはいたっていないとか。

 スターバックスコーヒーでデカフェを飲むことが出来る、という情報を聞いた僕は、さっそくお店で注文してみました。通常よりも5分~10分ほど待ちます。出来上がりを運んでもらって、一口。味は普通のコーヒーとほとんど変わらず、むしろかなりコクのある深い味わいがしました。実際にスタバのデカフェ豆はどんな風に作られているのでしょうか。

スタバのデカフェ

 というわけで、「スターバックスコーヒー・お客様相談室」に電話をしてみたところ、丁寧にお答えいただきました。日本では薬品でデカフェを作ることは禁止されているため、「スイスウォータープロセス法」という方法で、水を使ってカフェインを除去しているのだとか。そうやってカフェインを97%カットされた豆の名前は「ディカフェ・コモド・ドラゴン・ブレンド」。

 デカフェは紅茶もあるんですね。カフェイン・ゼロなので、眠る前でも安心して飲むことができます。そういえばカフェインレスの緑茶やコーラも、以前からよく目にします。カフェインの有無に関しては、今や自由に行き来できる時代なんだなぁ。

デカフェ紅茶

 僕は今、おもに自宅でのレコーディング期間中なのですが、根詰めて頑張ったあとに飲むこれらのデカフェや代替コーヒーが、束の間の安らぎ。今や、なくてはならない必須のアイテムです。デカフェのおかげで、このところ肌の調子もいいかも。

 と言いつつ、僕にはコーヒー豆屋さんの友人・知人が数多くいるので、香り漂う本格的な深入りコーヒーもやっぱり恋しいです。そんな普通のコーヒーが飲めるように、早く体調を整えたいところ。もちろん、お酒もまたゆっくり楽しめるようになりますように。




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