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【日本純喫茶紀行】昭和レトロな雰囲気で味わう、美しい断面の激ウマサンドイッチとは? / 大阪府豊中市の「喫茶 いち」

  • 2024年11月2日
  • GOTRIP!

かつて明治時代の日本において、多くの知識人や文化人が集まっていた場所、それが「喫茶店」。

そんな時代の流れを脈々と受け継いで今にその香りを届けてくれているのが「純喫茶」というジャンルのカフェ。

実は「喫茶店」にはかつて「特殊喫茶店」と呼ばれる、現在のクラブやキャバレーのようなものがあり、それと区別するために「純喫茶」と呼ばれるようになったという歴史があり、昭和の時代には非常に多く存在した純喫茶は残念ながら現在は少なくなってきている。

しかしながら味わい深い純喫茶で過ごす時間は懐かしさや愛しさに溢れており、時間を味わうためには最適な場所。

今回はそんな時の移ろいを、素晴らしいサンドイッチと共に味わうことができるお店をご紹介したい。

お店の名前は「喫茶 いち」。

・千里ニュータウンの中心駅、千里中央にあるお店、それが「喫茶 いち」
こちらのお店、1984年(昭和59年)創業のいまだに昭和の雰囲気を味わえる喫茶店。

1984年(昭和59年)といえば、日本が世界ナンバーワンの長寿国になり、現在も使われている福澤諭吉の1万円、新渡戸稲造の5千円、夏目漱石の千円という新札が発行された年。

また日本の平均株価が1万円代の大台を突破し、まさに日本全体が上昇機運に包まれていた時代。そんな時代に生まれた喫茶店は、今なお多くの地元の人々にゆったりとした喫茶時間を提供し続けているのだ。

・美しい断面の激ウマサンドイッチ
こちらのお店では様々な美味しいサンドイッチを味わうことができる。

メニューには写真も掲載されているため、自分好みの美味しいサンドイッチを味わってみてもらいたい。

まず、特筆したいのが、その断面の美しさだ。

大量の具材がサンドイッチに挟まれているのだが、その断面は非常に美しい。その美しさは味わいにも表現されている。注文したのはたまごサンドだったが、この味わいの素晴らしさといったら、言葉を失ってしまう。

熱々の卵焼きに、シャキシャキとしたきゅうりの食感と、トマトの酸味、それらをトーストされたパンがしっかりと包みあげており、マスタードとマヨネーズの味わいをほのかに感じることができる。

様々な食感、様々な味わい、そしてそれらをしっかりと包み込むトーストされたパン、まさに究極のサンドイッチと言っても過言ではない、という味わいがここにはあるのだ。

もちろん喫茶店なので、そんな美味しいサンドイッチと一緒に、好みのドリンクも味わってみてもらいたい。

もしかしたら関西でしか味わえない、美味しいミックスジュースをオーダーしてもいいかもしれない。

他の場所にはなかなか存在しない、そんな美味しいサンドイッチを、昭和の雰囲気たっぷりの場所で味わう、そんな体験はこちらのお店でしか実現できない旅の1つかもしれない。

もしそんな旅を味わいたいのであれば、いつもと違う電車で、いつもと違う駅に降りてみてもいいのかもしれない。

<お店情報>
お店 喫茶 いち
住所 大阪府豊中市新千里東町1-3 せんちゅうパル B1F
営業時間 8:00〜17:00
定休日 不定休

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