MacBook “Air”を使ってる人は「899gの軽量ノートPC」をどう感じる?実際に使ってみてもらった

  • 2025年3月6日
  • Gizmodo Japan

MacBook “Air”を使ってる人は「899gの軽量ノートPC」をどう感じる?実際に使ってみてもらった
Photo: はらいさん

軽いって最強だ。

オフィスやカフェ、コワーキングスペースなど、職種によっては場所を選ばずに働けるこの時代に薄くて軽いノートPCはとても重要な存在です。僕は"軽さ"を最優先事項としてきたApple(アップル)ユーザー、10年以上MacBook Airを愛用してきました。

…が、先日とある最新WindowsノートPCを日常使いしてみたところ、“大いにアリ”だと気づかされてしまいました。

MacBook Airを初めて重く感じた。“SORA”の軽さに惚れた

今年2月に台湾のASUS(エイスース)が発売した日本市場向けWindowsノートPC「ASUS Zenbook SORA (UX3407)」。最大の特徴はなんといってもその軽さで、最軽量モデルの重量はなんと約899g。

ふだん使っている13インチM2 MacBook Air(1.24kg)が重く感じてしまったのはショックでしたが、Zenbook SORAは軽すぎました。初めて手にしたときはもちろん、持ち上げるたびに「やば!軽っ!」ってなるほど。驚きと感動が込み上げてくる新感覚ノートPCでした。

電車やバスなどの公共交通機関を利用し、ときには多くの荷物を背負って移動する必要がある日本人にとって荷物は軽ければ軽いほど助かるはず。試しにZenbook SORAをリュックサックに入れて半日ほど移動してみましたが、リュックを背負ったときの肩への負担がふだんより確かに軽い。これ、移動時間が長い人にとっては大きなメリットになり得るかと。

また、軽さをウリにしているモデルでありながらバッテリー駆動時間は最長約23時間とされていますが、朝9時から軽い作業と移動を午後6時半まで繰り返した結果バッテリー残量は53%という結果に。充電のことを考えずに朝から夜まで使えるのは非常に助かります。

指紋が付きにくい。新素材「セラルミナム」の恩恵も大きい

画像は2色あるうちの「ザブリスキーベージュ」

Zenbook SORAにはまだまだ興味深いポイントがあります。素材にセラミックとアルミニウムが融合して生まれたセラルミナムが採用されています。触ってみるとアルミのような冷たさはなく、河原に転がっているスベスベの石を触っている感触に近いです。これも、新感覚。

セラルミナムがもたらす利点として個人的にいいなと思ったのが耐摩耗性と指紋が付きにくいということ。本体カバーをつけずに使いたいユーザーにとっては嬉しいポイントかと思います。高級感のある落ち着いた色合いと見た目も気に入りました。

ハードウェアの強みはサイド部分にもアリ

Zenbook SORAのハードウェアの強みを挙げる中で接続端子の充実具合も外せません。見てください、Zenbook SORAの厚みは最薄部で13.4mmでありながら、正面から見て左側にはHDMIポート/USB4×2/ヘッドホンジャック、そして右側にはUSB3.2が搭載されています。

軽さに全集中するのではなく、映像の出力やデバイスの充電、アクセサリの接続など、さまざまなシーンに対応できる構造はシンプルに凄い。これ、MacBook Airユーザーからすると羨ましい限りです(MBAのポートはUSB-C×2/ヘッドホンジャック)。

生成AI機能にすぐアクセスできるCopilotキー。慣れたら使う機会が増えそう

Zenbook SORAのキーボードですが、十字キーの横にはMicrosoft のAI機能に瞬時にアクセスできるCopilot キーが搭載されており、Microsoft Copilotを通して文章作成や画像生成などが行えます。サイトやアプリを開くことなく、物理ボタンを押して数秒でAI機能が使えるってなんだかワクワクしませんか?

Copilotの使用例ですが、たとえば有給申請を上司にメールで送りたいと思った場合は「上司に有給申請のメールを送りたい」と打ち込むだけで例文をすぐに提案してくれます。このタイプのメールを書くのってしんどいですから、その場でAIにお願いして肩の荷をすぐに下ろせるのはいいな、と。

また、画像生成AI機能も試してみました。ペイントアプリのコクリエーターを使用することでラフに描いた絵を分析して立派なイラストに仕上げてくれます。自分の思い描いていることを言葉ではなく、イメージ(画像)として伝えたいときに便利です。

Snapdragon搭載で動作は快適。だけど、意外な落とし穴も

Snapdragon X搭載により基本的な動作はサクサクで快適なのですが、同時に気になったところも。Steamからインストールした『エーペックスレジェンズ』をプレイしようとしたところ、起動時エラー(ARM64 CPU is not supported)が表示され残念ながら遊ぶことができず(MacがIntelプロセッサからAppleシリコンに移行したときのことを思い出しました)。

Snapdragon Xでの動作確認が気になるソフトウェアがある場合は、事前にネット等で動作確認の情報をチェックした方が安心かと思われます。

「iPhoneと連携」できるの?!

ちなみに普段iPhoneを使用している筆者ですが、Zenboook SORA上でiPhoneに届いた通知やミュージックのコントロール、バッテリー残量などを確認できたのは感動しました。まさかWindows PCにiPhoneを連携させて情報がチェックできるとは思っていなかったので、これは嬉しいサプライズとなりました。

初めて使ったWindows PC。ぜんぜんいける

プライベートで初めてWindows PCを数日間使ってみた筆者ですが、最初は不安だったソフトウェアの壁はGoogleの「Chrome」アプリを使うことで解消されることがわかりました。macOSと比べると全体的に少し分かりづらい印象は受けましたが、そこは慣れなのかなと...。

ちなみにMacに戻して感じたのは、Apple製品がいかに使いやすいかということ。iPhoneやiPadも含めて説明書を見ずに誰でも直感的に使える点に関してはやはり強いなと思いました。

しかし、携帯性に優れた軽さと豊富なポート数、そして長時間使えるバッテリーはZenboook SORAの大きな魅力といえます。正直MacBook Airとの併用または乗り換えも全然アリと感じたほど、完成度の高い1台だと僕は思いました。

Photo: はらいさん
Source: ASUS
取材協力:ASUS ※本稿で取り上げたZenbook SORAは同社より貸与を受けたものです。

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