ロボリンピック、見てみたい!
各国で続々と開発されているヒト型ロボット、ヒューマノイドですが、特に最近は運動能力の発達が凄まじいですね。
今度はカーネギーメロン大学が新たな技術を開発し、ヒト型ロボに適用させました。
実験ではロボットに、サッカー選手のクリスティアーノ・ロナウドや、バスケ選手のコービー・ブライアント、レブロン・ジェームズらの動きをコピーさせています。
人間ほどの跳躍力はありませんが、前方にジャンプしたり片脚を上げてのキック、アキレス腱を伸ばして戻るような動きは思ったよりスムーズです。
この新技術の名は「ASAP」。「Aligning Simulation and Real-World Physics for Learning Agile Humanoid Whole-Body Skills」の略で、機敏に動く学習ヒューマノイドが持つ全身スキルのため、疑似体験と実世界の物理法則を調節する、というものだそう。若者言葉とかけてみました感もありますけどね。
仮想的なシミュレーションは上手く行っても、実際には重力や慣性といった物理法則が働き、失敗するもの。「ASAP」は4段階の訓練を行い、そのギャップを補正するのだそうです。
Image: LeCAR Lab at CMU/YouTube使われたロボは、中国Unitree社の「H1」です。
以前には秒速3.3m走行で世界最速記録が認められ、バク宙にするたび成功に震える姿を見てきました。
しかしハロウィーンに『ターミネーター』T-800に仮装し、チョコチョコ歩きで壁に激突して倒れていたこともあります。
ロボット同士の競技会はまだ先でしょうけども、バスケやサッカーなど練習に付き合ってくれたら最高です。パス出しや球拾いだけでも大助かりです。
Sources: YouTube, Unitree, ASAP via IEEE SPECTRUM