指輪だけで自分を知れる。それが楽しい。
発売以降、海外で人気が高まっているスマートリング、「Galaxy Ring」。ついに日本でも発売が始まりますね!
僕はスマートリングのはしりともいえる「Oura Ring(gen3 Heritage)」を、2022年から使っています。同じようなスマートリングだと、「Amazfit Helio Ring」「SOXAI RING 1」などもありますね。
多種多様なスマートリング界隈において、Galaxy Ringの強みはどこになるのか。あくまでOura Ringユーザー目線となりますが、いくつかまとめてみました。
そもそもの前提として知っていただきたいことがあります。
Galaxy Ringは、iPhoneでは使えません。
つまりiPhoneユーザーにとってGalaxy Ringは、スマートリングの選択肢にもなれないということです…。悲しいですが、受け止めましょう。
Galaxy RingはAndroid端末とのみ連携できますが、Galaxyのスマホとの連携ならばいくつかの独自機能も使えるようになります。Galaxyエコシステムの一部だと言えます。
Oura Ringユーザーからすると、Galaxy Ringのもっとも魅力的な要素は価格です。Oura Ringはスマートリング本体(現在は349ドルから、日本円換算だと5万4000円弱)に加えて、アプリの全機能を使うためには月額999円or年額1万999円のサブスクが必要となります。
ですが、Galaxy Ringはサブスクなし! Galaxy Ringの価格は約6万4000円で、これ以外にお金を支払う必要はありません(他のスマートリングでもサブスクなしの仕組みはある)。
それにGalaxyのスマホと連携すれば、Galaxyの健康管理アプリであるSamsung Healthと情報を共有できます。ヘルスアプリ側から高品質な洞察も得られるので、Samsungの技術力を享受できるわけです。
ただ、ヘルスケアとの連携は一長一短な場面もあるかなと感じました。今回はGalaxy S25とGalaxy Ringを連携したのですが、こちらを見てください。
スクショ左は、Galaxy Ringの設定等を管理できるWearableアプリのもの。このうち、エナジースコアなどの表示項目をタップすると、ヘルスケアアプリに飛ばされます。つまりはリングで取得したデータやインサイトなどはヘルスケアアプリにまとまっているわけです。
Oura Ringなどは高品質な専用アプリがあるので、リング専用のアプリがないのはちと寂しいなと思いました。まぁGalaxyエコシステムとしてスマートウォッチ等の情報もコミコミで解析するならヘルスケアアプリに統合するのが合理的ではあります。
お次はデザインを見てみましょう。スマートリングは一般的な指輪よりも厚みがあり、慣れないうちは異物感があるやもしれません。ちなみにGalaxy Ringの厚みは2.6mm、重量はサイズによりますが、今回使っているサイズ10は約2.8g。
カラーはチタニウムブラック。僕はOura Ringに慣れているのもありますが、タイピングやスマホ操作の際に邪魔になるなんてことはなし。色味も良い感じですね。
比較として、Oura Ringだとこんな感じ。そもそもの色も違いますがこちらの重量は約5gで、Galaxy Ringの倍ほどもあるんです。おかげで「Galaxy Ring、軽っ!」となりました。
まぁ、とはいえ快適性に決定的なちがいはありません。金属製の指輪はもっと重いこともありますし、体験的には誤差の範囲。
ケーブルレスで充電できるこのワイヤレス充電器は、Galaxy Ringの大きな特徴。Oura Ringはじめ他のスマートリングも、充電器は有線が一般的です。ワイヤレスイヤホン感覚で充電できるのは、長期旅行などでも便利ですね。
このケースのバッテリー容量は361mAh。Galaxy Ring本体のバッテリー容量はサイズによって異なり、サイズ5〜7が18mAh(最長6日間想定)、サイズ12〜15が23.5mAh(最長7日間想定)です。
となると、単純計算でケースのバッテリーだけで約107日間ほどの充電が可能なことに。これはめちゃありがたいですね。ケースの放電などを考えても、ケースそのものを充電する機会はそれほど多くないとみて良いでしょう。
まとめると、Galaxy Ringのうま味は「Galaxyデバイス特化のスマートリング」「月額レスで利用できる」「美しくパワフルなバッテリー」という感じに。こうみるとOura Ringなどとはしっかり差別化できてますね。
また、スマートリングのそもそもの利点に、スマートウォッチの代用としてデータをトラッキングできるというのもあります。実際、僕もOura Ringを買った理由はスマートウォッチ無しで歩数や睡眠ログなどを計測したいからでしたが、そこもしっかり押さえている。しかもGalaxy RingはGalaxy Watchと併用すればバッテリーや計測精度にバフがかかるので、よくよくエコシステム向きの設計です。
惜しむらくはiOSに対応していない点ですが、これもApple WatchがiPhoneでしか使えないとの同じと考えれば納得もいきます。じゃあApple Ring出てもいいのにさぁ…!
Galaxyユーザー(ついでに他Androidユーザー)のためにチューンされた、スマートリング。それがGalaxy Ring。もし僕がAndroidユーザーだったら、Oura Ringから乗り換えていた可能性は大いにあります。大いに。
滑らかで軽やかな着け心地。新作スマートリング「Galaxy Ring」は快適そのもの こんなに小さいのにセンサー盛り盛り。Galaxyが手掛けたスマートリング「Galaxy Ring」。編集部に届いた実機をチェックしてきましたが、これは良いプロダクトだ。さっそく開封の儀を執り行ないました。なんて軽い装着感! というわけで、いざアンボックス。外箱がありまして…。 内箱がありまして…。 パカっと開けると、透明なケース。 透明ケースもパカっと開けて…。 ようやくGalaxy Ringと https://www.gizmodo.jp/2025/01/galaxy-ring-unboxing.html