いかにも強そう…!
グラフィックカードって、本来はそれ自体を見て楽しむものではありません。でも、Nvidia(エヌビディア)のGeForce RTX 5090 Founders Edition(以下RTX 5090 FE)は、すごく強靭そうなダークグレーの金属のかたまりで、今にも電源ユニットに吸いつき、PC全体を食い尽くしそうな勢いを感じます。
Nvidiaがレビュー用に、RTX 5090 FEを米Gizmodoに送ってくれたんですが、「電源を入れた状態を記事にしちゃダメ、PC本体に装着した状態も出しちゃダメ」という条件でした。そんな制約もありつつ、ファーストインプレッションをお届けしていきます。
RTX 5090 FEは、寸法304×137×50 mmで、RTX 4090 Founders Editionとタテヨコはほぼ同じですが、若干薄くなっています。薄くなったのは、RTX 4090は拡張スロット3つ必要だったのに対し、RTX 5090 FEは2スロットになったからです。ただ、今後のOEM製品でもこのサイズを維持するかどうかはわかりません。
Image: Kyle Barr - Gizmodo USでも、薄くなったにしては、RTX 5090 FEは重いです。極寒のニューヨークでトラックで運ばれてきたので、触ると痛いくらい冷え切ってました。やっと室温になじんでも、RTX 5090 FEは大きく、この金属とシリコンの板の内部には余計な空間なんて何もない感じです。PCIeスロットとネジ2本だけで支えられるのか、心配になる重さです。
Nvidiaによれば、新しい冷却機構によって、高温になる心配はないとのことです。下から空気が入って、上の排気口から出ていく、一般的な仕組みと同様です。
重さのせいもあって、ダークグレーのメタリックな外観には威圧感があります。RTX 4090のライトなシルバーと比べるとさらに顕著です。光を当てると中が見えて、内部のヒートパイプも垣間見えます。電源を入れれば、GeForce RTXのロゴが光ります。
RTX 5090 FEは環境に配慮したパッケージだそうで、段ボールを組み合わせた箱に入ってきました。プラスチックを使わないってことで、静電気を抑える袋とかスリーブにも入ってませんでしたが、箱の中にまた箱が入ったタイトな梱包で、きっちり固定されてたので大丈夫そうです。
箱には、RTX 5090の16ピンコネクターから、電源ユニットの8ピン4本に変換するPCIe 5.0アダプターが同梱されていました。Nvidiaによれば、このアダプターで8ピンコネクター4本につなぐか、600W対応のPCIe 5.0ケーブルを挿すかしてくださいとのことでした。
システム電力としては、最低1,000W必要です。RTX 4080 Superを使うために容量850Wの電源ユニットを買って一安心…と思いきや、RTX 5090のためにまた買い直さなきゃ…って人もいることでしょう。
それからRTX 5090のケーブルを挿す部分は、本体に対して斜めに付いてます。PCケースが小さい場合はこの方が良いかもしれませんが、筆者の使ってるOrigin PCだと、ケーブルをねじる必要がありそうです。その裏側には、DisplayPort 2.1が3つと、HDMI 2.1bが1つあります。
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