防寒対策で意外と重要なのが、肌に触れるアンダーシャツ。
ユニクロのヒートテックなど、化学繊維を使った発熱インナーは定番ですが、実はそれ以上に優れた特性を持つとされるのが「メリノウール」という素材です。
これまで、ハイエンドなアウトドアブランドでしか見かけなかったメリノウールですが、なんとあのワークマンからもメリノウールを使用したアンダーシャツが発売されました。
こちらが、その「メリノウール 長袖丸首シャツ」。
ウールというと「チクチクする」「厚ぼったい」といった印象を持つかもしれませんが、メリノウールはメリノ種という羊から採れる極細の繊維を使用しており、肌触りがとても柔らかいのが特徴。
また、汗冷えのしにくさや防臭効果にも優れているため登山などの過酷な環境でも愛用者が多く、その実力は折り紙付きです。
実際にひと月ほど普段のインナーとして着用しましたが、想像以上に快適でした。
温かいのはもちろんですが、メリノウールは調温性にも優れているため、電車やショッピングモールなどの暑い場所でもオーバーヒートせずに快適な状態をキープ。一日をとおして、寒暖差で不快な思いをするシーンが激減しました。
ストレッチ性も抜群厚さは、一般的な薄手のアンダーシャツとほぼ同じ。 これ一枚でロンTのように外出するには少し心許ない印象ですが、透けることはないので、ベストなどと合わせるのはアリかも。
肌触りについては、購入当初はわずかにチクチク感がありましたが、何度か洗濯を重ねるうちに滑らかになり、ほとんど気にならなくなりました。
メリノウールは、汗冷えを軽減してくれることでも有名。
速乾性はあまり高くはありませんが、繊維の中に水分を閉じ込めるため、急激な冷えを感じにくくなっています。また、強力な防臭性も備わっているので、登山やジョギングなどのアクティビティにもぴったり。
僕も先日、冬山登山で着用してみましたが、休憩中に汗冷えや汗による不快な匂いは全く感じませんでした。
こんなに高機能なメリノウールですが、ひとつ大きな弱点が…。
それは、価格が高いこと。 ブランドによっては1着1万円近くするものもあり、普段着として揃えるには少しハードルが高いんですよね。ところがなんと、ワークマンは今回1,900円という衝撃価格で発売してくれました。
しかも、メリノウール100%。 ここまで手頃な価格でメリノウールのインナーを提供できるのは、ワークマンならでは。高機能な素材を身近にしてくれるのは嬉しいですね。
サイズは「M」「L」「LL」の三種類、カラーは「クロ」「ネイビー」「杢グレー」「ブラウン」の4色展開となっています。
Photo: SUMA-KIYO
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