最大の敵、攻略。
年々ロボット掃除機の普及率が高まり、床掃除のロボットへのアウトソーシング化が進む今日このごろ。…と言っても日本でのロボット掃除機の世帯普及率は10%前後だと言われていて、一家に一台ほどではありません。
理由は色々あると思うんですが、やっぱり日本の家庭、段差が多いからだと思うの。
でも、もしこの理由で掃除のロボット化を諦めていた人にちょっといい話があります。段差を攻略したロボット掃除機、ロボロックの「Roborock Qrevo Curv(ロボロック キューレボ カーブ)」です。
もはやジャンプ…!
と、リアルに感動したのがこのリフトアップ機構。段差に差し掛かると前輪がグイっと持ち上がるんです。そう、ロボット掃除機が世の中に誕生してから、今まで最大の敵として君臨してきた、「段差」を攻略したのです。
スペック値によると、最高3cm、2段の敷居では最高4cmまで乗り越えることができるそうな。
日本には「うちは段差が多いからなぁ…」と、ロボット掃除機を諦めていた家庭がごまんとあると思うのですが、そういった家庭でもやっとロボット掃除機を選べるようになったわけですね。
まさに僕の実家もそのパターン。昔ながらの日本家屋なので、部屋と廊下との間の敷居にはかなりの段差があり、これまでさまざまなロボット掃除機を打ち破ってきましたが、こいつならイケるかも!とソワソワしています。実家に帰ったら定規持ってすぐ測る!
もうひとつの敵である「毛絡み」も攻略されています。
メインブラシは左右独立したセパレートタイプとなっていて、左右から中央へと毛が集まることで、毛絡みを防止するというアプローチ。壁際に合わせて伸縮するサイドブラシも独特な形状で毛絡みを防いでいるとのこと。
この構造と高い吸引力によって、ロボロックは毛髪の除去率100%、毛髪の絡まり率0%をうたっています。実際ホントに100・0なのか?は気になりポイントですね。「おぉん? 我が家のロングヘア女子たち(妻・娘)と勝負すっか?」と、挑戦心をくすぐられます。
最新のフラッグシップモデルらしく、「人が楽できる機能」も徹底されています。ざっと紹介しますと…
・センサーによる高精度なマッピング
・カメラとAIによる障害物回避
・回転モップによる徹底した床拭き掃除
・音声アシスタント対応
・自動ごみ収集/自動給水/自動モップ洗浄/自動モップ乾燥
モップを自分で洗って、乾燥までやってくれるので人がやることはタンクへの給水と、汚水を捨てるくらいになりますね。
ちなみに、モップは最高75度の温水で洗って、温風で乾かしてくれるので、清潔さもバッチリ。生乾きのうわっ…も起こらないはず。
ここまで多機能だとお値段も…それなりにします。
価格はオープンですが、希望小売価格は24万1780円。12月16日に全国のヤマダデンキ(一部店舗を除く)や、ヤマダウェブコムで発売となり、すでに予約を受け付けています。
さすがに高い。でも、段差のせいでこれまでロボット掃除機を諦めていた家庭を救済してくれる、数少ない選択肢であることは確か。
とりあず、段差、測ってみませんか?
Source: SB C&S, ロボロック(製品詳細は、発売日12月16日に公開予定)