コストパフォーマンスでNVIDIA、AMDに勝てるかどうか。この一戦を楽しみに見守りましょうか!
CPUや統合型SoCだけではなく、単体GPUのArcシリーズ開発にも勤しんできたIntel。彼らのGPU戦略が一歩前進しそうですよ。ほら見てみて。XのIntel Gamingアカウントが、新型のArc発表を匂わすXポストをしてるんですね。
Happy December! It’s time to B merry See you on December 3rd at 9am ET on https://t.co/WSCIoxfKtY
PT: 6:00 AM
CET: 3:00 PM
JST: 11:00 PM
AET: 12:00 AM (Dec 4th) pic.twitter.com/DrZN4hNE1z
「 It’s time to B merry 」ってことは、サインはBってこと?
なぜBなのかといったら、ArcシリーズのコードネームはABC順につけられるとされているから。2022年からリリースされた初代のArc Aシリーズは「Alchemist」(錬金術師)、今回発表されると目されているArc Bシリーズは「Battlemage」(筋肉ムキムキの魔法使い)、その先にくるであろうコードネームは「Celestial」(最上とかそういった意味)、「Druid」(司祭)と続くそうですが。
「Battlemage」って名前、イカついな〜。
日本での発表時間も公開されていますね。12月3日の23時からですって。Intel GamingのYouTubeチャンネルでお目見えするみたい。
SNSや海外のニュースサイトを見ると、今回発表されるモデル名は「Arc B580」「Arc B570」の2つ。型番からすると、Arc A580の後継機みたいですね。
なお従来のArcは7xx、5xx、3xxと3つのラインがあり、500番台はミドルレンジとなります。よって「Arc B580」「Arc B570」もミドルレンジ枠のGPUとなるのでしょう。
気になるのはコストパフォーマンスですね。
「Arc B580」のスペックの前予想は Xe2コア数20・GDDR6 12GB・メモリバス 192bit・ブーストクロック2.8GHz。価格は約250〜260ドルとのこと。具体的な処理能力は製品発売後にベンチマークにかけてみなければわかりませんが、RTX 4060 Tiに匹敵するか、(メモリバスの広さから)やや上の性能を発揮できるのではと考えて良さそう。
「Arc B570」はXe2コア数18・GDDR6 10GB・メモリバス 160bit・ブーストクロック2.6GHzみたい。こちらはRTX 4060級と考えられるかな。
参考までにRTX 4060 Tiは、2023年の発売当時に8GB版が399ドル、16GB版が499ドルだったので、おっと? 前予想が正しければかなりコスパのいいGPUになるかも?
ただしカタログスペックを鵜呑みにしてはいけません。ゲームメーカーやGPUを活用するクリエイティブツール、AIアプリが、「Arc B580」「Arc B570」の性能を引き出せるように最適化してくれるかどうか、という問題がありますから。
最適化されていないと、実効性能は大きく変わります。というか下がります。今後のアップデートで対応してくれるかどうかは、1つの賭け...ですね。Intel CPUとの組み合わせでグラフィックやAIの演算力がアップするみたいなボーナスがあれば積極的に買っていきたいGPUとなるでしょうけど、そのあたりの情報は公式発表を待ちましょうか。
Source: Wccftech, X
次期最強GPU「RTX 5090」が、何もかもヤバそうな件について 怪物化が止まらない。2025年初頭に発表されるとウワサされている、NVIDIAのゲーム/クリエイティブ/ローカルAIワーク向けGPU「RTX 5090」。そのウワサが少しずつ伝わってきました。性能が大幅アップしてさらに大型化か現行の最強種であるRTX 4090と比較すると、次のようなちがいがあるみたいですよ。ダイサイズ:RTX 5090はRTX 4090より22%大型化CUDAコア数:RTX 5 https://www.gizmodo.jp/2024/11/rtx-5090-nvidia-rumor.html