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AI PCの可能性は無限大! デル×ギズモード「いまこそ聞きたい。AI PCどう使う? そして何が変わる?」イベントレポート

  • 2024年11月26日
  • Gizmodo Japan

AI PCの可能性は無限大! デル×ギズモード「いまこそ聞きたい。AI PCどう使う? そして何が変わる?」イベントレポート
Photo: 千葉顕弥

未来のものじゃない。今のものなんだ。

先日開催した、デル・テクノロジーズとギズモード・ジャパンの合同イベント「いまこそ聞きたい。AI PCどう使う? そして何が変わる?」。多数の方々にご参加いただき、誠にありがとうございました。非常に盛り上がりましたねー。

残念ながら参加いただけなかったという方もいらっしゃると思いますので、ここで当日の模様をお届けします。

登壇者はこの4名

コメンテーターには、デル・テクノロジーズ株式会社 ジャパンコンシューマー&リテール アソートメントプランナー兼コンサルタントの松原 大さん(上の写真左)と、インテル株式会社営業本部 部長の佐藤義和さん(上の写真右)にお越しいただきました。

ギズモード・ジャパンからは、金本(上の写真左)とリチャード(上の写真右)が登壇いたしました。

AI PCってなんだろう?

まずは、AI PCとはなんぞや? という基本的な疑問について、松原さんからお話しいただきました。

AIは、いわゆる人工知能。自動車の自動運転などにも使われている技術です。AIと一口に言うとかなりジャンルが広くなりますが、PCのジャンルに限れば、「AIアシスタント」としての使われ方が主流です。

いわゆる仕事の効率化や、PCをより快適に使うために、AIの技術を用いているのがAI PCです。(松原さん)

そのなかでも、注目すべきジャンルが生成AIです。ChatGPTに代表されるテキスト生成AIや、キーワードを入力すると画像が生成される画像生成AIなどがあります。松原さん曰く、生成AIはAI PCがもっとも得意とするジャンルとのこと。

簡単に言えば、僕たちが普段PCで行なっている作業を、AIのサポートでより効率的にできるというのが、AI PCなのです。

AI PCを1週間使ってみた

現在、さまざまなAI PCが世に登場していますが、そのなかでもデルがイチ押ししているのが「New XPS 13」です。

イベントでは、 金本の「New XPS 13」使用動画を流しました。その動画では、テキスト生成や画像生成、動画生成などのAIを、すべてオフラインでお試し。

「New XPS 13」の基本的なスペックは以下の通り。

CPU:インテル® Core™ Ultra 5 or Ultra 7 or Ultra 9(シリーズ2) メモリ:16GB or 32GB ストレージ:SSD 512GB〜 ディスプレイ:13.4インチ 重量:1.18kg〜

13インチクラスのノートPCとしては、とてもコンパクトかつ軽量で、常に持ち歩くモバイルPCとしてのポテンシャルもかなり高いPCと言えます。

価格は最小構成で26万円強ですが(2024年10月29日現在)、 インテル® Core™ Ultra プロセッサー(シリーズ2)という最新プロセッサーを搭載し、妥協のないPCにしました。(松原さん)

なお、ブラック フライデー開催中の2024年11月26日〜12月9日(月)までは、デル公式サイトにて本セール初の割引対象になるNew XPS 13をはじめ、デルの幅広いPCや周辺機器のラインアップが割引価格で購入が可能だそう。ぜひこの機会をお見逃しなく。

Image: デル・テクノロジーズ

AIを動かすのなら、メモリは32GBはほしいですね。(リチャード)

大丈夫。ちゃんとCPUとメモリの組み合わせから選べるため、心配ご無用。

実際に1週間ほど使った金本は、基本スペックの高さはもちろん、デザインも気に入ったとのこと。

アルミボディにガラスパネル、プラスチックのキーと3種類のマテリアルを使っているのに、まるでひとつの物体としてまとめられているのがすごい。(金本)

また、生成AI関連の機能の使いやすさも気に入った様子。

New XPS 13は、テキスト生成AIアプリを使いLLMをローカルで動かしているのですが、これが高速でストレスを感じることはありませんでした。

ネットワーク上にあるLLMを使ったほうが性能は高いのかもしれませんが、ローカルのLLMでも全然困りませんでした。たとえば飛行機内などのネットワークが限られた環境でAIを使いたい場合でも、すごく頼りになりますね。(金本)

この点に関して、デルの松原さんも言及。日本では、どちらかというとセキュリティーやプライバシーを重要視する傾向があるため、クラウドのLLMに接続するタイプのAI(クラウドAI)の使用に躊躇するケースも多いとのこと。しかしローカルAIならば、PCの外にデータが流れることがないため、仕事でもプライベートでもより使いやすくなっています。

これを実現できたのは、インテルが開発したインテル® Core™ Ultra プロセッサー(シリーズ2)があるからです。あとは、ローカルAIに対応したアプリがドンドン出てくれたら、よりクオリティの高いAI PCの環境が出来上がると思います。(松原さん)

ほかにも金本が試してみたのが画像生成アプリ「stable Diffusion」と動画編集アプリ「CyberLink PowerDirector」。

画像生成アプリ「stable Diffusion」を使ったところ、ローカルの環境下にも関わらずわずか4秒ほどで画像が作成できるので、ほとんど待たされないことに驚きました。

さらにパワーモードを効率がいいモード「Best power efficiency」に切り替えて画像生成してみたところ、NPUをメインに処理していることが確認でき、省エネで作動していることが視認できました。(金本)

同じくローカル環境で動画編集アプリ「CyberLink PowerDirector」を使用した際には、

撮影した動画背景の切り抜きは、シーンを選んでボタンひとつ押すだけでたったの1秒くらいでできます。この動作はNPUが使われていたことを確認したので、最小限の消費電力で済んでいるんですよね。

さらに声の加工まで、ローカルの環境でスピーディにできました。これはCPUで処理されていました。AIタスクの内容に応じて、インテル® Core™ Ultra プロセッサー(シリーズ2)のなかで適した部位が選ばれているのが確認できました。(金本)

AI PCに対する日本と海外の考え方の違い

AIは、現在のテック業界のホットな話題ですが、日本と海外では捉え方の違いはあるのでしょうか。この辺りをリチャードが解説します。

AI全般の話では、海外の場合AIのポテンシャルに注目しているところが多いように感じます。AIが人類を超えるのか、AIの進化によるメリットデメリットといったところの議論が交わされています。一方日本は、現時点でのAIにどんな問題があるのか、どういう使い方ができるのかというところに注目している傾向がありますね。(リチャード)

日本では、AIをどのように活用するのかについて考える傾向にあり、海外ではAIの将来について考える傾向があるようです。

「生成AIを使わないのなら、AI PCは不要なのでは?」と思う方もいると思います。でも、ちょっと待ってください。何も生成AIを使わなくとも、AI PCはあなたをサポートしてくれるんです。

Microsoft(マイクロソフト)のOS、Windows 11には「Copilot in Windows」という機能が搭載されています。この機能を使えば、AIと会話が行なえます。わからない単語を聞いたり、Windowsの使い方を聞いたりすることも可能。いままでPCの操作でわからないことがあったら、インターネットで検索したり、PCに詳しい人に聞いたりしていましたが、これからはAIがその役目を担ってくれるのです。

とくにいまは、AIという新技術が注目されているので、「AIってどうやって使う?」とみんなが暗中模索している状態と言えます。しかしあと数年後になれば、誰もが当たり前のようにAIを使うようになっているはず。つまり、PCを使うすべての人にとってAIは有用なものなのです。

だから、生成AIを使わないからAI PCを必要ないなんて思わないで。いずれ誰もがAI PCを知らず知らずのうちに使う時代になるのですから。

AI PCを支える「インテル® Core™ Ultra プロセッサー(シリーズ2)」の性能

New XPS 13のような高性能なAI PCが実現できたのは、やはりインテルのテクノロジーなしでは語れません。インテルの佐藤さんに、New XPS 13に搭載されているインテル® Core™ Ultra プロセッサー(シリーズ2)について解説いただきました。

Image: インテル株式会社

インテル® Core™ Ultra プロセッサー(シリーズ2)は、CPUとNPU、GPUを組み合わせて最高のパフォーマンスを提供するプロセッサーです。前モデルに比べて大幅なパフォーマンスアップを実現している一方、低電圧化による高効率も実現。簡単に言えば、処理速度は向上しているけれど省電力になっているというのがインテル® Core™ Ultra プロセッサー(シリーズ2)なのです。(佐藤さん)

今後はマイクロソフトのアップデートによって、Copilot+ PCの機能も使用できるようになるとか。ますます手放せないPCになりますね。

インテル® Core™ Ultra プロセッサー(シリーズ2)のサンプルチップを持ちながらトークをする西谷。

AIのパフォーマンスについては、前モデルに比べて約35倍向上しています。(松原さん)

35倍…!? 普段我々は、あまりプロセッサーについて思いを馳せることはありませんが、実はかなりの技術が進化しています。この最新プロセッサーがあるからこそ、AI PCがどんどん快適になってきているんですね。ありがとうございます。

笑いあり涙あり(?)のイベントは大盛上がり!!

予定時間を大幅に超えた4人の熱いトークのあとは、参加者からの質疑応答のコーナーへ。そして、会場に用意されたNew XPS 13を実際に触ってテキスト・画像・動画生成のデモ体験をしていただきました。感想を伺ってみると、

「画像生成アプリ“stable Diffusion”を触りましたが、画像生成のスピードが予想以上でした。ローカル環境での処理とは思えません」

「オンライン環境と変わらないテキスト生成AIの精度の高さに驚きました。外出先でのWi-Fi環境を選ばずに仕事が捗りそうです」

「意匠を含めたこのルックスの良さで、素晴らしいパフォーマンスを体感できました。New XPS 13の完成度はとても高いですね」

とのこと。

やはりローカルAIでは生成精度が落ちるのではないかという懸念が大きかったようですが、いい意味で予想を裏切られたといった感じでしょうか。

ということで、約1時間半に渡るイベントはここでお開き。ご登壇いただいたデルの松原さん、インテルの佐藤さん、そしてお忙しい中ご参加いただいたみなさま、誠にありがとうございました。

AI PCの未来に、幸あれ!

デルが大好きな人たち大集合!デルアンバサダー感謝祭が大盛況でした Photo: デル・テクノロジーズ

2024年11月13日、東京アメリカンクラブにて「デルアンバサダー(もうすぐ)4万人達成 大感謝祭」が開催されました。約200人のデルアンバサダーが招待された会場には、「New XPS 13」をはじめ、幅広いラインナップを誇るデルの製品が勢揃い。

ギズモードのイベントにもご登壇いただいたデルの松原さんによるAI PCについての解説をはじめ、実際にNew XPS 13を使用したテキスト、画像、動画の各種生成AIのデモ体験ブース、そしてデル製品のタッチ&トライコーナーなど、盛りだくさんな内容で、デル製品を実際に触って体験できるイベントに来場者も大満足の様子でした。

デルアンバサダーは随時募集中。こちらから登録すれば、新製品の貸し出しプログラムなど数々の特典を受けられます。デル製品を既に使用している方や、実際に触って試してみたいという方は、参加してみてはいかがでしょうか。

また2024年11月29日(月)までデル公式サイトにてブラック フライデーを開催中。今回紹介した「New XPS 13」を含む、デルのPC、周辺機器の幅広いラインアップがお得に購入可能です。

Photo: 千葉顕弥

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