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道を間違えても安心。本気のトレランで体感したガーミンウォッチの正確性

  • 2024年10月23日
  • Gizmodo Japan

道を間違えても安心。本気のトレランで体感したガーミンウォッチの正確性
Photo: 山田ちとら

「スポーツ」と一口に言っても、楽しみ方は十人十色。

世の中には山岳レースやウルトラマラソンなど、100km超に及ぶ過酷な競走に挑み続けるウルトラな方々もいらっしゃいます。

トレラン界のレジェンド・石川弘樹さんと矢田夕子さん

そんなトレイルランニング界のレジェンドおふたりがこちら。トレイルランやウルトラマラソン大会のトップ選手・矢田夕子さんと、日本初のプロトレイルランナー・石川弘樹さんです。

2024年9月23日にGarmin Japanが主催したトレイルランニング体験会では、石川さんと矢田さんに最新のGarminウォッチ「Enduro 3」の活用法などを伺いながら、丹沢大山往復コース(22km、獲得標高1400m)を走る機会に恵まれました。

急勾配あり、不整地あり、ぬかるみだらけのハードな道のりでしたよ…。途中迷子になりかけるアクシデントもありましたが、Garminウォッチのおかげで無事帰還できました。以下、道中の様子をレポートします。

Garminウォッチでコースを設定

Garmin Japan 谷口さんからウォッチの説明を受けます

まずGarmin Japanからコースの概要や注意点などの説明があり、その後希望者には最新のGarmin製GPSスポーツウォッチの貸し出しが。

わたしがお借りした Garmin Enduro 3 の第一印象は「軽いっ!」。

ウォッチサイズは 51 x 51 x 15.7 mmとやや大きめなのにも関わらず、重量は63gしかありません。超軽量で伸縮性のあるナイロンストラップもフィット感抜群で、長時間にわたるトレラン中もズレたりムレたりしませんでした。

走り出す前に、それぞれのGarminウォッチに内蔵されているナビゲーション機能に「大山ピストン」のコースを設定しました。この機能により、コースに沿ってターンバイターン方式のナビゲーションを利用することが可能に。

地図上に進むべき道が赤線で示され、矢印で自分の位置と方向とを確認できるので、わたしのようなどうしようもない方向オンチが山へ入るためにはもはや必須とも言えます。

コースナビゲーションをスタートさせたら、いざ大山の頂を目指してGO!

トレランはマイペースで

こまめに休憩を入れながら、会話ができるぐらいのペースで森の奥へ、奥へと分け入っていきます。

「トレランってずっと走りっぱなしなんでしょ?」と聞かれることが多いのですが、そんなことは(少なくともわたしは)ないです。登りが急なところでは、ふつうに歩きます。

歩くと、動植物との出会いがあったり、立ちこめる霧の中に神秘的な光景を見出したりと、なにかと貴重な発見があります。これこそ山を走る醍醐味です。

「ClimbPro」機能を使ってみた

今回のコースは小田急線の鶴巻温泉駅(神奈川県秦野市)を起点とし、尾根づたいに大山山頂へと徐々に高度を上げていく中上級者向けのトレイル。

途中に急な登り(クライム)が4ヶ所あったのですが、Garminの「ClimbPro」機能を使って上昇区間の勾配や距離、上昇量をリアルタイムで確認できました。

上り坂があとどれぐらい続くのかが一目瞭然なので、レース中であればペース配分を計画するのに役立ちますし、メンタル面でも「あとちょっと!」と思えば心強いです。

別名「雨降山(あふりやま)」とも呼ばれる大山の頂上はあいにく分厚い雲に覆われており、富士山の勇姿を拝むことは叶わず。

気を取り直して、引き返します。

コースナビゲーション機能が神すぎだった

ちょっとしたトラブルが起きたのは復路を4分の1ほど下ったところでした。

列の後方から「道、外れてますー!」との呼びかけが聞こえ、手元のEnduro 3ウォッチを確認してみると、道なき道を走っていることに気づきました。

コース上のルートはご覧のように赤色で表示され、現在位置は矢印で示されているのですが、明らかにコースアウトしてますよね。

道を外すと地図表示と併せて音声案内でも知らせてくれるEnduro 3のおかげで、早々にコースに復帰し、事なきを得ました。

でも、「もし一人の時で気づかなかったら…」と思うと、ヒヤリとさせられるものがありましたよ。

玄人向けの最強全部のせGarminウォッチ

そんなわけで、Enduro 3のおかげで無事大山から帰還したわたし。あらためてGarminウォッチの機能性の高さに納得させられた体験でした。

最後に、Garmin Enduro 3のスペックについてもざっとご紹介しますね。

わずか63gと軽量なのはすでにお伝えしたとおりです。ベゼルにはチタン、ケース素材には繊維強化ポリマーが使われていて、MIL規格準拠の高い耐熱・耐衝撃・耐水性を備えています。

ディスプレイサイズは1.4インチ(35.56 mm)で、解像度は280 x 280 ピクセル。明るすぎず、太陽光の下でも見やすい半透過メモリインピクセル(MIP)が個人的にはとても好みです。

第3世代ソーラー充電技術のPower Sapphireレンズを搭載しており、スマートウォッチモードで約36日間は充電不要(GPSモードだと約5日間)。これ、わたしが知っている限りで最長です。ソーラー充電で電力を補いながら使用できるので、ウルトラマラソン大会などの長時間にわたる使用でも電池切れになることはまずなさそうですね。

このUltraFit ナイロンバンドも軽さ・つけ心地の良さの両方向で最適解だと思いました。

機能的にはGarminのいいところがすべて詰めこまれています。ボディバッテリーを含むヘルス & ウェルネスモニタリング機能、モーニングレポート・音楽再生・天気情報・株価を含むデイリースマート機能、マルチスポーツ機能、事故検出を含むセーフティ&トラッキング機能、トレーニング分析機能、ゴルフ機能など、全部のせスタイル。

もちろんGarmin Pay/Suica タッチ決済にも対応しています。

カラーはブラック一択で、ボタンの配色が粋なかんじ。いかにもプロ仕様ですね。

ガチなアウトドアアドベンチャーを求めている人には特におすすめです。極度な方向オンチの方にもおすすめです。いつどこでこのウォッチに命を救われるかわかりませんからねえ。そう考えると、148,000円(税込)というGarmin Enduro 3のお値段にも納得です。

Source: Garmin
Photo: 山田ちとら

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