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ミスタースポックの故郷、惑星バルカンはやはり存在しなかった

  • 2024年6月3日
  • Gizmodo Japan

ミスタースポックの故郷、惑星バルカンはやはり存在しなかった
Illustration: JPL-Caltech

バルカン、存在しなかった!

『スター・トレック』に登場するミスタースポックの故郷の惑星「バルカン」。エリダヌス座40番星Aという名前の恒星を周回している惑星として紹介されています。架空の惑星だったはずなんですが、なんと2018年にエリダヌス座40番星Aを周回している惑星「HD 26965 b」が実際に発見されたのです。『スター・トレック』ファンは大喜び!

誤検知だったみたい…

ところが…ファンの皆さん、すいません。

残念ながらHD 26965 bは、実在しなかったことが新たにわかったのです。『The Astronomical Journal』に掲載された最新の研究によると、これは惑星ではなく、恒星自体から発せられたパルスまたは振動によるもので、誤検知だったと考えられています。

当初この惑星は、恒星を周回する太陽系外惑星を観測するために、わずかな星光のシフトを追跡する視線速度法を使って発見されました。公転する惑星の重力が恒星を引っ張るので、ある意味で「揺らぐ」のです。この方法は大型の惑星には特に有効ですが、小型のものを検出するのは少し不確かなところがあります。

一度は分類までされた

HD 26965 bは超地球型惑星と分類され、地球よりも大きく、海王星よりも小さいと測定されていました。また、42日周期で親星を公転していると考えられていました。この発見に関わった天文学者たちは、これが星のランダムな活動によるものの可能性があるとも警告もしていました。

今回別の天文学チームが、アリゾナ州のキット・ピーク国立天文台に最近設置された機器を使って、より精密な視線速度法で測定を行なって精査してみたとのこと。星の外側層のさまざまな高さから放射される光の異なる波長におけるこの惑星の信号を解析した結果、個々の波長測定と全測定の組み合わせ信号の間に著しい違いがあることがわかったのです。

恒星が発するものだったようです

そこから2018年に検出された惑星信号は、おそらく42日周期で自転するエリダヌス座40番星Aの表面の何かの明滅によるものだと結論づけました。この星が発する振動は、対流と呼ばれる星の表面直下の熱い層と冷たい層の乱流混合によって生じる可能性があるとのこと。

さらに星の黒点や活発な明るい領域も、視線速度法の信号に影響を与えているかもしれないそうです。というわけで、すごく残念ですが、バルカンはリアル惑星ではありませんでした。

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