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PCを購入する際に知っておくべきこと・気をつけるべきこと

  • 2024年2月23日
  • Gizmodo Japan

PCを購入する際に知っておくべきこと・気をつけるべきこと
Photo: Kyle Barr / Gizmodo US

PCの購入は多くの人にとって面倒なことですし、複雑だったりします。

PC選びで失敗しないためには、可能な範囲で情報を得ることで最善を尽くすのがベスト。

たとえば、高価なPCがいろいろと多機能・高性能を謳ったりすると思いますが、それを購入する前にPCの部品や用語が何を意味するのかを確認する時間を少し取るべきでしょう。いずれにしても高価な買い物であることは間違いないですしね。

そして、自分がPCを何に使うのか、これも大事になります。インターネットでページを見たり、ストリーミング配信サイトで動画を見るためのコンピューターがほしい場合は、十分な性能を発揮するタブレットでもいい、という場合もあります。

こうした前提を踏まえ、PCを購入する際に知っておくべき・気をつけるべきことを見ていきましょう。

PCの種類

PCを購入する上で、据え置き型のデスクトップPCや持ち運び可能なノートパソコンなど種類があることは言わずもがな。しかし、購入を検討する際に今一度PCの種類を確認し区別することは必要かもしれません。

ノートパソコンの高性能化

さて、ノートパソコンは持ち運びできるPCとして多くの人が使っていると思いますし、近年大きくデザインが変化したといったこともありません。

ノートパソコンにおいては、内臓の電力が高まっていることが昨今の傾向として挙げられるでしょう。たとえば、Razer Blade 16のような高性能のゲーミングPCと、MSI Prestige 16 Evoのようなビジネス用ノートパソコンでは電力と価格に違いが生まれます。

また、新しいノートパソコンでは、LCD(液晶ディスプレイ)よりも優れた発色と電力効率を持つOLED(有機ELディスプレイ)を採用していものが増えています。OLEDはより画質が向上するのは間違いありませんが、同時に価格も上昇します。

さらに、ディスプレイがタッチスクリーンになっていてタブレットモードにできる2 in 1タイプのノートパソコンもありますね。MicrosoftのSurface Laptop Studio 2などはこのタイプです。

新たなノートパソコンモデルも登場してきている

一方で、従来のノートパソコンを変革しようと試みるメーカーもあります。

昨年発表されたHPのSpectre Foldable 17などはそのひとつでしょう。通常のノートパソコン、さらにディスプレイを折りたたんだ拡張モードやディスプレイを切り離してデスクトップPCモードやタブレットモードにもできるというモデルです。これだけ多機能なので約80万円と高価格になっています。

ASUSのZenbook Duoも同じような折りたたみモデルですが、取り外し可能なキーボードと完全にOLEDが2画面搭載されています。こちらは今年のCESで発表されていました。

こうしたモデルが登場してきているのはトレンドといえますが、まだプロトタイプの域は出ていないようにも思えます。

デスクトップPCにもいろいろある

デスクトップPCについては、占めるスペースによって分類がされます。

たとえば、高価格ハイスペックのモデルではデスクトップPCのタワーが机と同じくらいの高さや大きさになるものもあります。こうしたモデルは、ゲーミング特化やクリエイティブ系など処理負荷の高いアプリケーションやタスクに使用するためのものです。また、独自のPCを構築したいDIYユーザーからも支持されています。

とはいえ、多くのメーカーは、より小型でコンパクトなデスクトップPCを販売しています。いわゆる一体型PCといわれるものがかなりのシェアを占めていると思います。性能はそれぞれとして、省スペース化できるデスクトップPCといえるでしょう。

CPUについて

Photo: Kyle Barr / Gizmodo US

PCのデータ演算や内部コンポーネントの制御などを行なうCPU。PCの構成要素として最も重要なピースといえます。「チップ」や「シリコン」といった用語はCPUに関することを指す場合が多いです。

クロック数

CPUは、ギガヘルツ(GHz)で表わされるクロック数(あるいはクロック周波数)とCPUがサポートするコア数で測定されます。

クロック数は簡潔に言えば処理速度を示していて、GHzの数値が高いほど速いといえます。この数値によって大まかな性能を把握できますが、クロック数だけですべてを判断できるわけではありません。

コア数

コア数は、CPUの処理ユニットの分割数を示していて、「デュアルコア(2コア)」「クアッドコア(4コア)」といった用語で表現されるのを見たことがあると思います。それぞれが別のタスクの処理を行なうため、コア数が多いほど複数の処理を並行してできるというわけです。

スレッド数

コア数とともに語られるスレッド数もあります。単一のコアを複数のスレッドとしてさらに分割するようにすることで、さらに処理効率が上がるというもの。つまりコアを分割するスレッド数が多ければそれだけ効率がよいので、CPUとしての性能は高いといえますね。CPUを調べると、「マルチスレッド」や「スレッド数」という部分が記載してあるので目を向けてみてください。

CPUとGPUが統合されたチップ

また、最新のPCについては「統合型グラフィック」についても理解しておく必要があります。統合型グラフィックは、専用のGPUやグラフィックカードではなく、CPUやそのチップセットに内蔵したユニットによりグラフィック処理を行なうというものです。たとえば、Intelのチップが搭載されたPCに「Intel Arc」の記載のあるものが増えたのはこのためといえます。

さらにこうした技術の向上によってAPUというものにもつながっていきます。APUは、言うなればCPUとGPUをひとつにまとめたプロセッサーといったもので、AMDによって開発されたものです。

このようなアイデアは現在では、MacBookからApple Vision Proまであらゆるものに搭載されるApple独自のチップであるMシリーズにも見られます。MチップはCPUやGPUなどが統合されたもので、これによって優れた性能や電力効率を実現しています。

このようなCPU・GPU統合チップはより性能が上がっており、それひとつであらゆる処理を行なえるようになってきています。統合型グラフィックもそうですが、CPUとGPUの区別がなくなり、専用のGPUを搭載しないPCもよく見かけるようになりました。

GPUとグラフィックボードについて

上記でも触れたグラフィック処理ユニットのGPUです。「グラフィックボード」や「ビデオカード」などと呼ばれたりしますが、こうしたものは特にゲームや3Dレンダリングなど高い処理能力を必要とする作業向けのPCに搭載されているGPUチップとパーツの複合ユニットのようなものです。

GPUも価格に影響する

GPUは、おそらくほとんどのPCにおいて2番目に複雑な構成要素といえるでしょう。また、個別に購入するか、PCに標準搭載されたGPUを使用するかによって価格にも大きく影響します。さらに、外付けグラフィックボードなどもあります。

グラフィックボードの価格でいえば、現在では最高性能のもので15万円以上、中には30万円を超えるものもあります。ミドルレンジのものでも、4〜5万円やそれ以上の場合もありますね。

VRAM(ビデオメモリ)

さて、GPUについてはクロック数などさまざまな方法で性能の測定がされますが、最も重要なのはVRAM(ビデオメモリ)の数値です。4GB、16GBといったメモリ容量で表示され、当然この容量が大きければ大きいほど高品質です。VRAMの数値によりディスプレイに表示される映像出力の処理性能が把握できます。

RAM

次はRAM(ランダム・アクセス・メモリ)についてです。PCの処理においてデータを高速で読み書きする機能やデータを一時保存したりする機能を示しています。よく「メモリ」と呼ばれますが、この用語の響きやGBの容量によって記載されることからストレージと混同されることもありますが、別のものです。

メモリは4GBや8GBなど記載を見ることがあると思いますが、メモリも容量が大きいほど遅延が少なく多くの処理を行なえることを意味します。注意としては、速度はそのタイプやメーカー、モデルによって変化する可能性があります。

容量以外にも見るべきところ

DDR(ダブルデータレート)という規格によりデータ転送速度や処理レートも変わります。PCスペック情報のメモリの型番に「DDR3」「DDR4」など記載がありますが、こちらは世代を表わしており、数字が大きいほうが新世代で性能がいいと言えます。

さらに、メモリは1枚のシングルチャンネルか2枚のデュアルチャンネルか、といったことも確認すべきでしょう。たとえば、16GBが1枚か8GBが2枚かでも違いますし、チャンネル数が多いほうがいいです。

最近のPCでは、メモリが8GBでは動作が遅くなることも多いので16GB以上あるもののほうがいいと思います。

内部ストレージ・SSD

さて、次は内部ストレージです。メモリがデータの一時保存だとするなら、こちらはデータの長期保存を意味する記憶領域です。

以前はHDD(ハード・ディスク・ドライブ)が主流でしたが、現在はより高速で駆動パフォーマンスもいいSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)が主流になってきています。

HDDはアーカイブ目的ならいいかも

PCのスペック情報にHDDが搭載していると書かれたものを見かけた場合は、たとえ容量が十分に見えても別のものを探したほうがいいと思います。もし、HDDを選ぶという場合は、ディスクの回転数が7,200RPM(1分あたりの回転数)のものを選びましょう。この数値によってプログラムの起動速度が決まります。

HDDのほうが安価であるため大容量の場合が多くて魅力的に見えます。たとえばアーカイブ目的、あるいは外付け用などにはいいとは思いますが、それ以外ではSSDが最適です。

SSDの容量

内部ストレージにおいて確認するのは当然のSSDの容量です。現在のプログラムは非常に多くのスペースを必要とするため、最低でも500GB以上のものをおすすめします。WindowsとmacOSのいずれにしても、最新のPCにおいては寿命を延ばす意味でも1TBのストレージは必要だと思います。ゲームをするという場合は、当然タイトルを保存しておくために1TB以上は必須でしょう。

電源・バッテリー

Photo: Kyle Barr / Gizmodo US

電源ユニットとバッテリーについてです。

まずはバッテリーですが、こちらはノートパソコンなどに付随するものです。総バッテリー寿命は基本的にPCのシステムで計測できます。バッテリーはそのPCの性能が高くなるほど、あるいはPCの使い方によって寿命が短くなるものです。

たとえば、1日12時間バッテリー駆動ができると記載されているPCでも、使用可能時間はPCの仕様や使用量によって変わってきます。メーカーが出しているバッテリー寿命も、可能な限り最低限の使用設定での概算だったりすることもあるので、そのあたりも変動があります。

PCのバッテリー容量は、Wh(ワットアワー)とmAh(ミリアンペアアワー)で表示されます。これらのレンジはかなり広いものですが、適切な平均サイズとしてはおよそ7,200mAhのものでしょう。ノートパソコンでは、30Wh未満のものはあまりよくないと思います。また、ゲーミングPCでは60Wh以上のものがよいといえます。

デスクトップPCでは電源ユニットが備え付けられていますが、自分でPCを組み上げる場合には考慮すべき点がたくさんあります。その場合は、正規品であることや80 PLUS以上の認定がされていることなどを確認する必要があるのです。

ディスプレイ

Photo: Kyle Barr / Gizmodo US

ディスプレイもPCの構成要素のなかで複雑なもののひとつといえるでしょう。ディスプレイの種類や画素密度、解像度、リフレッシュレートなど多くの知識も必要とします。

LCD(液晶ディスプレイ)

ディスプレイはさまざまなタイプがあり、多くのアルファベット表記の分類が存在していて混乱したりもします。まず種類は大きく分けると多くのものがLCD(液晶ディスプレイ)です。その名の通りパネル上の液晶物質によって画像を表示するものです。LCDはPCディスプレイにおいて最も使用されるタイプのモニターです。

LCDは、こうした液晶物質の制御方法に基づいてIPS方式、VN方式、TN方式といったカテゴリーに分類されます。分類によってコントラストや色ズレ、視野角などに変化がありますが、大きく分けるとすべてLCDというわけです。

OLED(有機ELディスプレイ)

一方で、上記でも言及したOLED(有機ELディスプレイ)もあります。こちらはLCDとは規格が完全に異なるもので、有機化合物による有機EL素子によってディスプレイに色の光を出すというものです。

現状ではOLEDはディスプレイにおいて最高品質の色のコントラストと明るい画面を実現しています。また、消費電力もLCDと比べて格段に少ないため、モバイルデバイスでもバッテリー寿命を節約できます。

さらにOLEDには、QD-OLED(量子ドット有機ELディスプレイ)などさらに高品質のバリエーションも出てきています。とはいえ、OLED自体が比較的新しいものなので、通常のものでもほかのもよりも高価です。

解像度

解像度については、それぞれのディスプレイサイズに表示されるピクセル数によって定義されます。これは通常「幅x高さ(横x縦)」と考えるのが適切です。たとえば、2560x1600のディスプレイであれば、数値はそれぞれのピクセル数ということになります。HDやFHD、4Kといった解像度規格を示す用語も、それぞれのピクセル数を表わしています。

リフレッシュレート

解像度の数値が高いほど高品質であるわけですが、ディスプレイ表示においてはPCの性能にも依存します。Hz(ヘルツ)によって定義されるリフレッシュレートはディスプレイがどれくらいの速さで画面を書き換えるかという数値を示します。

現在は一般的なモニターでは60Hzが多いです。ゲーミングモニターなどでは120Hzや144Hz、あるいは240Hzかそれ以上といったものもあります。こうした数値によってメーカーは高品質であること、ディスプレイ表示においてそれだけ強力な性能があることを示しているわけです。

Appleでは「Retinaディスプレイ」という用語が使われます。これは高い画素密度を持ったディスプレイで高品質のものを意味しますが、独自規格というよりは既存ディスプレイ技術における差別化をする名称だったりします。

たとえば、「Liquid Retina」は角が丸い形状のLCDであり、「Liquid Retina XDRディスプレイ」はミニLEDを使ったディスプレイであることは覚えておいて損はないでしょう。

OSについて

Photo: Kyle Barr / Gizmodo US

PCをいじくり回すタイプではない場合は、どのPCを購入したとしてもOS(オペレーションシステム)は標準搭載されています。多くの人にとってそれはWindowsだと思いますが、Apple製品を購入した場合はmacOSとなるわけです。当然ですが、片方からもう片方へ移行すると慣れるのに時間がかかります。

さて、世の中にはそれ以外にも多くのOSが存在しています。WindowsとmacOS以外で耳にする可能性が高いのはオープンソースOSのひとつであるLinuxでしょう。

標準搭載といったかたちでLinuxを採用しているPCはほとんどないと思います。が、スマホやタブレットで普及しているAndroidは、実際にはLinuxカーネルの修正バージョンに基づいていたりします。

macOS

macOSの現時点での最新バージョンはSonomaです。Sonomaは、2019年までのすべてのMacBook Pro、MacBook Air、iMacに対応しています。iMac Proの2017年モデルとMac miniの2018年モデルもサポートされています。

このアップデートにより、FaceTimeなどのアプリにいくつか新しいデスクトップウィジェットや機能が追加されました。また、バックグラウンドタスクの使用率を下げてゲーム内のパフォーマンスを最適化する「ゲームモード」も新たに登場しています。

Windows

さて、今日のPCにおいて依然として1番採用されているOSはやはりWindowsでしょう。

Windows 11では、ユーザーが好むと好まざるとにかかわらず、MicrosoftのAIに対する新たな取り組みの成果もあり大きな変化が見られます。

MicrosoftはCopilot AIをあらゆるレベルのユーザーエクスペリエンスに実装しようと考えているでしょう。そのため、現行のWindowsシステムに慣れている場合は、数カ月の間であらゆる面で大きく変わってしまう可能性もあることを覚えておいたほうがいいかもしれません。

Windows 12のリリースも目前に迫っているわけですが、次のOSではこうした点も踏まえて大きく変わっていく可能性は高いです。

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