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クルマに必須の3つの機構、ホイールの中にぜんぶ入っちゃいました

  • 2023年12月8日
  • Gizmodo Japan

クルマに必須の3つの機構、ホイールの中にぜんぶ入っちゃいました
Image: HMG Newsroom

「N字」の配列が決め手です。

たとえば、ショルダーバッグみたいな移動電話がガラケーやスマホへ進化したように、科学技術が進歩したおかげで小型化できた…というデバイスがいろいろ存在します。

自動車も電動になることでエンジンが不要になり、シャーシの上で使えるスペースが大幅に増えました。そんな中、ヒュンダイとキアが開発を進めているのは、自動車の足回りに必要な減速機、ドライブシャフト、等速ジョイントの機能をホイール内でひとつにまとめた「Universal Wheel(通称:ユニ・ホイール)」という技術です。

3つの機構がホイール内でひとつに

Image: HMG Newsroom

ユニ・ホイールは合計9つの歯車が「N字」になるよう配置され、ホイール内で上下左右に動いて衝撃を吸収します。

中心でシャフトに繋がるのが大口径の太陽歯車(サンギア)で、左右4つある小口径の歯車がピニオンギア。これらがN字型に並び、内歯車に回転を伝えつつ、自由に動きながら地面からの衝撃を抑える働きをします。

自動車の内部には、太陽歯車を中心に周囲で回転を伝えるピニオンギアを備えた「遊星歯車(ゆうせいはぐるま)」という機構が使われますが、「ユニ・ホイール」はその派生系でホイール内に転用されているのです。

車内レイアウトの自由度が増える

各「ユニ・ホイール」の手前にモーターがあれば、いっぱいあったパーツが大幅に削減できます。

たとえばバッテリーや収納スペースを増やすなど、目的に応じて工夫ができるようになります。

「ユニ・ホイール」は直径10cm〜63cm、サイズが変わっても機能は同じなので、微調整程度で自動車の大小を問わずどんな車輪にも応用可能とのこと。

ドライブシャフト周りのメカニズムはずっと変わらず使われてきたので、もし「ユニ・ホイール」が実用化したらけっこう革命的なことと思います。

開発は続きますが、すでに欧米と韓国で8件の特許を出願/取得しているというので、実現はそう遠くないかもしれません。

Source: YouTube (1, 2), HMG Newsroom

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