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ペンギンの睡眠は1回4秒。それを日に1万回も繰り返してるんだって

  • 2023年12月4日
  • Gizmodo Japan

ペンギンの睡眠は1回4秒。それを日に1万回も繰り返してるんだって
Image: Shutterstock

ウルトラショートスリーパーだった!

ペンギンは外敵をいつでも察知できるように、1日に何千回もの短い睡眠を取りながら巣を守っていることがわかりました。

ペンギンの巣の守りはかなり過酷です。カモメなどの敵に常に警戒しておかないと、ひなや卵を襲われてしまう可能性があります。

また、他のペンギンが巣を乱しに来たり、巣の材料を盗みに来たりするそうです。Scienceに発表された研究では、南極に生息するヒゲペンギンのショートスリープの習慣について詳細に説明しています。

人間とはまったく違う睡眠法

十分な睡眠を取ることは人間の健康に不可欠です。しっかり寝なかったり、質の悪い睡眠はさまざまな健康リスクを引き起こす可能性があります。しかし、ペンギンたちは私たち人間にとっては超不健康ともいえる睡眠方法を取っていることがわかりました。

1回4秒で1万回

この研究では、ペンギンの非常に短い仮眠「マイクロスリープ」について調べられています。マイクロスリープの持続時間はなんと平均で約4秒。ヒゲペンギンはそんな4秒の睡眠を1日に1万回以上取るんだそうです。それを合計すると、1日あたり約11時間の睡眠を取っていることになります(意外と長い!)。

ペンギンの睡眠を研究するために、研究チームは南極のキングジョージ島に生息するヒゲペンギンの頭と首の筋肉に電極を装着。脳波計(EEG)と呼ばれる脳の電気活動に関するデータを取りました。

EEGは野生動物の睡眠を研究する優れたツールなんだそうです。今年の初めには、この装置を使って、別の研究チームが、アザラシが潜水中にクルクルと回りながら眠っていることを発見しています。

カリフォルニア大学サンディエゴ校の睡眠生理学者Christian Harding氏と、オックスフォード大学の睡眠生理学者Vladyslav Vyazovskiy氏は、今回の調査研究では、「現在理解されている睡眠構造がどのように調整されるかということだけでなく、睡眠の利点が失われる前にどれだけ変更できるかについても疑問が呈されています」と述べています。

また、「特定の脳回路が睡眠振動および睡眠の部分的および全体的な制御にどのように寄与するかを解明できる現代の技術で、睡眠の神経生理学的な基盤を明らかにすることが睡眠研究の焦点となっています。しかし、この分野での進展のほとんどは哺乳動物から来ており、鳥の睡眠と覚醒を制御する回路に関する知識はまだ初期の段階にあります」と付け加えています。

カモは片目を開いて寝る

研究チームは、マガモは仲間の鳥に安全に囲まれている時は両目を閉じて眠る一方、脅威がありうる場所にいるときには片目を開いて(しかも一方の大脳半球だけで)眠ると述べています。

しかし、研究チームのヒゲペンギンの睡眠データでは、コロニーの中心近くで眠っているペンギンの方が、コロニー内での相互作用やコロニーの騒音のために、コロニーの端で寝ているペンギンよりも乱れた睡眠をしていたとされています。ペンギンに安心・安眠はないのかもしれないですね。

ここにも温暖化の影響が…南極の氷減少によりコウテイペンギンの雛が大量死 南極の氷減少によって、2022年に5つのコウテイペンギンのコロニーのうち、4つのコロニーの雛が大量死した可能性。 https://www.gizmodo.jp/2023/09/massive-death-of-penguin-chicks.html

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