強めにやらないとだめ。
私は普段Androidのスマートウォッチを使ってますが、ユーザーインターフェースに関しては、Apple(アップル)こそがかゆいところに手を届かせてくれると思ってます。
今回発表されたApple Watch Series 9(以下Series 9)・Apple Watch Ultra 2(同Ultra 2)で可能になったダブルタップのジェスチャーは、まさにそんな「かゆいところ」のひとつです。
ダブルタップが発表された瞬間、これだ!と思いました。今まで、子供を抱っこしてるとき、料理してるとき、ただコーヒーを飲んでるときでも、片手しか使えなくて、鼻とかで画面を押して電話に出ようとして失敗したことが何回もあったからです。
Androidユーザー的には早くWear OS 4でマネしてほしいところですが、まずはSeries 9をハンズオンして、ダブルタップの動作を確認したいと思います。
あとは新しいウォッチバンドとか、見た目あんまり新しくないUltra 2にも触ってきました。
Series 9の発売は9月22日。新しいパワフルなS9 SiPチップ搭載により、ダブルタップのジェスチャーにも対応します。Appleいわく、手首の微妙な動きと血流の変化を検知するアルゴリズムでこの機能が成立しています。
Series 9の色展開は、アルミニウムモデルがスターライト、ミッドナイト、シルバー、新しいピンク、(PRODUCT)RED、ステンレスモデルがゴールド、シルバー、グラファイトとなっています。
Series 9のサイズはSeries 8と同じ、41mmと45mmです。私は45mmのグラファイトのものを試着してみましたが、だいぶ大きめですね。
写真のバンドは新しいマグネティックリンクというタイプのグリーンで、68%が使用済み再生素材由来のファインウーブン素材を使ってます。
マグネットは十分な強さがあるようでしたが、水上スキーとかしたわけじゃないので完全なレビューはできてません。
このSeries 9を装着したうえで、ダブルタップ操作を試してみました。動作自体は直感的ですが、認識させるには強めのジェスチャーが必要です。
腕を上げて、人差指と親指で強く2回ピンチするんですけど、私の場合何回か試行錯誤が必要でした。
ダブルタップはトグルボタンのような感じで機能しますが、アプリの中ではメインのボタンしか操作できません。
たとえば電話に出るとか、アラームをスヌーズするといった操作に最適ですが、スマートスタックのウィジェットをスクロールにも使えます。
Appleは、これからはApple Watchのバンドを含め、Apple製品全体としてレザー素材を使わないことを宣言しました。
とはいえ、AppleとNikeが環境に配慮したバンドを作っても、地球がすぐに救われるとは思いません。またリサイクル素材に由来する細かい粒が、実物ではけっこう目立つのも気になります。
これはApple Watch Nikeはスポーツループもリサイクル素材採用です。こちらは、過去シーズンの余った糸を再利用してるとのこと。
Ultra 2は、49mmの大画面です。45mmはどうかと思ってた私でも、Ultra 2のデザインはそんなに悪くないと思います。とにかく軽いのでびっくりしたんですが、それはiPhone 15 Proが軽いのと同じく、チタンの威力でしょうね。
Apple Watch Ultra 2の中身はSeries 9とだいたい同じで、S9チップ搭載、ダブルタップ対応、オンデバイスのSiri対応です。
最大輝度は3,000ニトと、明るくなったSeries 9(2,000ニト)よりもさらに明るくなっています。
41mmのグラファイトモデルと、watchOS 10で加わったスヌーピーの文字盤の組み合わせ、気に入りました。
【AppleWatchまとめ】今日発表されたApple Watch 9/ Ultra 2はここがすごい #AppleEvent Apple Watch 9の新機能などのまとめ。 https://www.gizmodo.jp/2023/09/apple-watch-9-features-matome.html