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発見された新種のクモ、スタートレックにちなんで命名される

  • 2023年9月19日
  • Gizmodo Japan

発見された新種のクモ、スタートレックにちなんで命名される
Image: Alexander Sánchez-Ruiz & Alexandre B. Bonaldo, used under a Creative Commons Attribution 4.0 International License

もはや個人の趣味レベルでの命名!

ブラジルにあるEmilio Goeldi Paraense博物館の研究者たちが、新しい種のクモを発見しました。そして3つの新しい種を特定し、「スタートレック」のキャラクターにちなんだ名前を付けました。

研究者たちは、この発見をEuropean Journal of Taxonomy誌に発表しています。さて、その名前ですが、「カー」、「スポック」、「マッコイ」と命名されています。

この3種は、ラテンアメリカ全域で発見されています。カークはコスタリカで、スポックはメキシコのカンペチェで、そしてマッコイはメキシコのビッグカリフォルニアサーで見つかりました。

なぜスタートレックにちなんだ名前に?

著者のAlexander Sánchez-Ruiz氏とAlexandre B. Bonaldo氏は、カークのオス、メス両方の個体を特定しましたが、スポックはメスのみ、マッコイはオスのみが発見されています。

研究者たちは、クモがスタートレックに出てくる宇宙船に似ていることに気付き、スタートレックにちなんだ名前をつけることにしたそうです。

Bonaldo氏はニューヨーク・タイムズのインタビューで、

見つかったクモたちは、スタートレックの宇宙船に似ています。クモの研究者は、新しい属や種におもしろい学術名を付ける長い伝統があり、私たち研究者は、ポップカルチャーとローカルな伝統を結びつける素晴らしい機会だと信じています。

と話しています。

これらのクモはRoddenberryus属に属しており、これはスタートレックのテレビシリーズの脚本家でGene Roddenberry氏の名前にちなんで付けられました。

Roddenberryus属は、Sánchez-Ruiz氏とBonaldo氏によって設立された新しい属であり、今回見つかったスタートレックからインスパイアされた3種のクモと、グアテマラのR. sargiとキューバのR. pelegrinaという2種もここに属しています。

この2つの種は以前はCaponina属に分類されていました。

新種にポップカルチャーの名前をつける伝統あり

クモの研究者だけでなく、生物の研究学者は、有名なキャラクターや人物にちなんで新しい種に名前を付ける伝統があります。

2022年4月に発見されたヤスデは、テイラー・スウィフトにちなんでNannaria swiftaeと名付けられています。

また、ペルーのオティシ国立公園で発見されたヘビも、インディ・ジョーンズ役で知られるハリソン・フォードにちなんだTachymenoides harrisonfordiという名前が付けられています。

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