ウインタースポーツ程度なら余裕で温かそう。
火星に植民地を作る計画がある私たち人類にとって、移動手段のロケット以外にも衣食住についていろいろ考えなければいけません。
イーロン・マスク「火星に行ったら最初はたくさんの人が死ぬだろうね」 イーロン・マスク、対談で「火星に行ったら最初はたくさんの人が死ぬ」と身も蓋もない発言。火星の植民地化は現実にはかなり難しいことを示す。 https://www.gizmodo.jp/2021/05/yaron-musk-said-lot-of-people-will-die-on-the-first-trip-to-mars.htmlロンドンのVOLLEBAKが開発したのは、土星の衛星タイタンでも着られるよう作られた宇宙時代のフリース・ジャケット「TITAN FLEECE JACKET」。
一番外側の生地は、素材の60%が世界で最も強靭な繊維ダイニーマで、35%がポリエステル、5%がスパンデックスが使われています。ハニカム構造で立体的に編まれているのが特徴的ですが、ここに空気が層を作るので温かさが保たれます。第2層が100%ポリアミド、裏地は74%が再利用されたポリエステル100%となっています。
ダイニーマで柔らかい生地を作るのには苦労したようで、束を熱して伸ばして破壊を繰り返し、極限まで細ーい繊維にするところから始めたんですって。
表面は防水で、摩擦や傷、破れに強いのも宇宙時代にピッタリ。ジッパーは厚手の手袋をしていても掴みやすく、磁力でくっつきます。他にも内外に全部で5つのポケットや、胸の部分にはガジェットを引っ掛けられる3つのループがあるなど、機能性も考慮しています。でも、パッと見でカッコいいというのが最大のメリットですね。
Image: VOLLEBAKそれは地球より4倍厚い大気を持ち、地表に水分があることから、月や火星と共に住める可能性があるのが理由なのだそうです。しかし地上の温度は平均-179度と超低温。メタンのモンスーンや氷の火山、凍るような炭化水素の雨まで降る、かなり過酷な場所なんですって。実際に住めるかはさておき、タイタンを目標に衣服を作れば、宇宙でも暮らせる可能性に繋がります。
かつてVOLLEBAKは、火星で着ることを意識したパーカー「Mars Hoodie」や、11kmの銅繊維で織られた抗菌ジャケット「フル・メタル・ジャケット」も作ったことがありました。これらを重ね着したら最強でしょうね。
お値段は995ポンド(約15万7500円)と、宇宙行きの切符を買うよりお安くなっています。
火星に行くならこれ着よう。巨大メカが「3D編み」で作る未来のパーカー 火星でも宇宙ステーションでも地球でも快適。人類が火星に植民地を作るのはしばらく先のようですが、火星で着るよりまず先に、地球の秋冬で活躍するであろうパーカー「Mars Hoodie」で宇宙気分を盛り上げるのも良いかもしれません。地球外で着ることを意識火星の地表と、建築家ビャルケ・インゲルスが考えた宇宙服の液体冷却システムを意識したという網目模様が目を引きますが、2層構造で暖か。生地素材はイタリア製 https://www.gizmodo.jp/2022/09/mars-hoodie.htmlSource: VOLLEBAK via YANKO DESIGN