サイト内
ウェブ

落札予想価格が最高2500万ドルのTレックス標本、オークション出品取り消し

  • 2022年12月6日
  • Gizmodo Japan

落札予想価格が最高2500万ドルのTレックス標本、オークション出品取り消し
Image: Getty

落札される前でよかったね。

世界有数のオークションハウスであるクリスティーズは、出品予定だったティラノサウルスの標本の一部が別の個体のものである可能性を古生物学者に指摘されたため、出品を取りやめました。

落札予想価格は最高2500万ドル!

問題になっているのは、「シェン」というニックネームで呼ばれるティラノサウルスの標本。古生物学者のPete Larson氏によって推定1,400kgあるシェンの骨がすべて同じ個体のものじゃないかもしれないと指摘されるまでは、11月30日に香港でクリスティーズによるオークションにかけられるはずでした。アジアで競売される初のティラノサウルスの標本として、シェンの落札価格は1500万ドル(約21億円)から2500万ドル(約35億円)くらいになるのではと予想されていたそうですよ。

クリスティーズの広報担当者であるEdward Lewine氏は、米Gizmodoにメールで送った声明でこう述べています。

11月30日に香港で出品予定だったティラノサウルスの委託者と協議した結果、出品を取り下げることになりました。また、委託者は標本を博物館に貸し出して一般公開するそうです。

シェンの骨はスタンのコピペ?

気になるのは、どうやってシェンに別レックスのものかもしれない骨が見つかったのかですよね。オークション出品が取り消されるほどの発見をしたブラックヒルズ地質学研究所のPete Larson所長は、1992年から「スタン」と名付けられたティラノサウルスを発掘し、30年以上にわたって研究を続けてきました。Larson氏は、シェンの頭蓋骨がスタンのそれに酷似していることに気づいたんだそうです。

Larson氏によると、シェンの左下顎にもスタン固有の一連の穴があるなど、頭蓋骨に同じ特徴が見られるとのこと。同氏は、ブラックヒルズ地質学研究所が所有しているスタンの頭蓋骨からつくった鋳型の複製をシェンの所有者が購入し、シェンに欠けていた骨格を補った可能性があると考えたそうですが、見事に的中。

10月19日から11月20日までのどこかの時点で、クリスティーズは9月26日に発表したプレスリリースの下部にLarson氏の推察が正しかったことを証明する以下の注釈を加えたようですが、現在はウェブアーカイブでしか確認できなくなっています。

オリジナル(シェン)の標本に追加されているレプリカ(STAN™ elements)は、ブラックヒルズ地質学研究所が製作し、同研究所から購入したものです。STAN™ elementsの複製には許可が必要な場合がありますので、詳しくは同研究所にお問い合わせください。

切断しても再生可能なプラナリアが宇宙に行くと…こうなります 2017年6月18日の記事を編集して再掲載していますどっちが頭かわからなくなっちゃった。宇宙空間は人間を含め動物の体にさまざまな影響を与えることがわかっています。とはいえ、生き物のしっぽが頭になるなんてちょっとやり過ぎじゃないでしょうか。タフツ大学の研究チームが、プラナリアを国際宇宙ステーション(ISS)に打ち上げてみたところ、上の画像みたいになってしまったんです。 https://www.gizmodo.jp/2022/12/space-turned-this-flatworm-into-a-two-headed-1.html

頭蓋骨がレプリカだったらおいくら万円で落札されるのかを知りたいところです。

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
copyright 2023 (C) mediagene, Inc. All Rights Reserved.