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太陽に30分当てるだけで傷が消えるクルマができちゃうの?

  • 2022年8月10日
  • Gizmodo Japan

Image: 韓国化学研究院(KRICT)|虫眼鏡ビームで30秒、日向ぼっこで30分。傷がみるみるうちに治る!

「スマホみたいに、車も保護フィルムかけられたらいいのに」…が現実に。

韓国化学研究院(KRICT)が新開発の保護塗料は1時間も光にさらせば、あんな傷もこんな傷もきれいさっぱり消える魔法の塗料。太陽光に当たると勝手に傷が消える特性を備えています。

クルマって車庫に大事に保管している人でも、運転中に砂利が飛んできたり、駐車中に隣の車にこすられたりして傷はどうしてもついてしまいますよね。

一般の保護塗料は、車の塗装を守って、その下の金属パネルがむき出しになってサビるリスクを減らしてはくれますが、保護膜自体に傷がついてしまうと、これを除去するのはたいへん。専用の設備や工具を持ってる業者さんに研磨や補修をお願いしないとダメだったりします。

自己修復型保護塗料が進化! 紫外線で傷が消える

「納車初日のピカピカな状態で乗りたいけど、メンテに割くお金や時間もない」人のニーズに押されて、近年は自己修復型の保護塗料の開発が活発化していますが、まだ越えなければならないハードルがあるのが現実です。傷を埋める柔軟性を備えた素材を選ぶと、耐久性が今ひとつなので、車に傷がつきやすくなってしまうし、もっと硬い素材を選ぶと傷はつきにくくはなりますが、ついた傷が治りにくくなってしまうジレンマがありました。

でも今回の新素材は両方のいいところどりです。実現にあたっては、アクリルポリオールがベースの可逆型ポリマーネットワーク素材で、耐久性にすぐれた保護樹脂コーティングを改善するとともに、光熱染料を活用しました。

光熱染料が太陽の赤外線を吸収して、これを熱エネルギーに変換し、保護塗料の表面温度を高めると、塗料内部のポリマー構造の分子結合が熱に反応して分離→再結合し、傷口の壊れたポリマー構造を徐々に再生していって最終的に傷が消えてなくなるってな仕組みになっています。

自己治癒力の鍵は、動的ポリマーネットワークと光熱塗料 Image: 韓国化学研究院(KRICT)

よく日が当たるところなら30分で傷が消える

傷は光が強いほど早く治るので、レーザーを当てたり、虫眼鏡で集光するとスピーディー。

でも小型車で行なったテストでは、昼のまぶしい日が当たる場所に30分くらい停めとくだけでも傷は消えたんだそうです。日なたの駐車で十分熱は吸収できるんですね。

傷口のふさがる程度とスピードは光の強さなどの要因に左右されますが、研究チームでは車だけじゃなく船舶や航空機の保護にも役立てられるし、保守管理の需要を最小にできるのではないかと意気込んでいます。スマホとかにも応用もできそうなので、そのうち、転んで傷つけても窓のお日さまに当てれば治るスマホなんてのができるかもしれませんね。

包丁も金属たわしもへっちゃら。傷に強いホットプレートは手入れが楽チン! サンコーより、金属製のヘラどころか包丁を使っても傷が付かないホットプレート、「ウチの鉄板焼きダイニング」が発売されました。 https://www.gizmodo.jp/2022/07/teppan-plate.html

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