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殺し屋対殺し屋。南アフリカでコンビのシャチがホホジロザメを襲っている模様

  • 2022年7月6日
  • Gizmodo Japan

Photo: Hennie Otto / Dyer Island Conservation Trust

シャチは英語で「キラーホエール(殺し屋クジラ)」ですから...。

南アフリカで2017年以降、ホホジロザメの死体が8頭も上がっています。そのうちの7頭は肝臓や心臓が取られていたことから、襲ったのはシャチだと考えられています。

ホホジロザメの傷の状態と、2頭のシャチが目撃されていることから、襲ったのはこのシャチだと研究者チームは研究結果をジャーナル誌「African Journal of Marine Science」に発表。2頭のシャチは「ポート」と「スターボード」と名前が付けられていて、死体は海岸に打ち上げられていませんが、おそらくもっと多くのサメを襲っていることは間違いないとのこと。

「シャチは殺しの専門家です。この種のシャチは栄養たっぷりで大きなサメの肝臓をどう狙って攻撃すればいいのかわかっています」と海洋生物学者のAlison Towner氏は語っています。

大人になったシャチは体長は9m超え、体重7t以上と、ものすごい巨体です。一般的にシャチは群れで行動し、アザラシやイルカ、サメ、イカなどを食べて生活します。そんなシャチに対してホホジロザメは大敵。体長も6m、肉や骨を簡単に引きちぎれる何百もの鋭い歯があり、シャチと同じく「殺し屋」なのですが、今回のケースでは、殺し屋が殺し屋にやられてしまったという感じです。

Towner氏によると、ホホジロザメについている追跡機を観察したところ、近年は南アフリカの海岸に寄り付いていないことが判明したそうです。シャチが来れば来るほど、ホホジロザメは来なくなるでしょうとのこと。ホホジロザメが来なくなったので食べられるはずのアザラシが増加し、アザラシが食べるアフリカペンギンの数が危機的に減少している状態なんだそう。ホホジロザメが減ることで、生態系がどんどん崩れていってしまっているのです。シャチのポートとスターボードがどこからやってきたのかわかりませんが、元の場所に戻ってくれると生態系も戻ってくれるはずなのですが…。

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