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フィアット500 3+1とマツダMX-30。EVに「観音開きドア」が人気です

  • 2020年10月30日
  • Gizmodo Japan

Image: MAZDA, FIAT

そう、観音開きドア!

フィアット(FCA)初の量産EV「500(チンクエチェント)」の最新型はカブリオレ、ハッチバックとあとひとつ、観音開きドア付きの「3+1」の3モデル展開であることが23日に明らかになっています。3+1は先行2モデルとは重量差わずか30kg増で燃費はそのまま、航続距離320km。

7日に発表されたマツダ初の量産EV「MX-30」(航続200km)も、最後のロータリーエンジン搭載車RX-8を思わせる観音開きドア採用ですし、小回りの効くEV型シティカーに観音開きはフィットするのかもしれませんね。

スーサイドドアになる心配はない

観音開きのドアはかつて、「スーサイドドア(自殺ドア)」と呼ばれていました。ふつうのドアは走行中にうっかり半開きになっても空気圧で閉まるのに対し、後ろヒンジだと全開になって、慌てて閉めようとすると車から落っこちてしまうからです。

でも最近は改良が進んで、前のドアを開かないと後ろは絶対開かない安全構造になっています。呼び方もマツダは「フリースタイルドア」だし、ロールスロイスとリンカーン・コンチネンタルは「コーチドア」。通称でも「リアヒンジドドア(後部ヒンジドア)」が一般的になってきました。

フィアット500は63年前もスーサイドドア

50年代の500 FIAT

現行スタイルのフィアット500は1957年トリノの街に生まれました。FCAフィアットのオリバー・フランソワ社長による新型500カブリオレの試乗ルポを見ると、初代NUOVA(新しい、の意)モデルも思いきりスーサイドドアだったりします。安くてちっちゃくて、居間みたいな感覚で乗れるイメージにぴったりですもんね。

新型3+1は仕切り(Bピラー)がないので、チャイルドシートや買い物袋の出し入れもゆったりできます。その辺もMX-30とおんなじですね。

マツダMX-30はコルクで創業百年のヘリテージを表現

マツダMX-30では観音開きともうひとつ、100周年を機にコルクの内装をコンソール周りにとり入れて、東洋コルクとして創業した原点を表現した点も注目です。

「日本でコルク?」と思ったら、本社が所在する広島の中国地方はアベマキの木の産地で、古くから造船に使われていたのだとか(公式ページより)。「広島×創業百年ということは原爆は大丈夫だったのかな…」と思ってさらに読み進めたら、創業者の松田重次郎氏は8月6日が誕生日で、1945年のその日は散髪と参拝を済ませて会社に向かう途中で原爆に遭い、爆心から5kmの社屋(地形的に助かった)を市役所や裁判所、TV新聞各社に開放して、3輪トラックの製造で街の復興を支えたという逸話が公式ブログに記されていました。広島を代表する実業家の誕生日が原爆の日だったとは…。

時代はEV

MX-30の完全EV版は日本では1月発売。先行発売のEUサイドのレビューで車内の様子が見れます。そこのコメントにもフォルクスワーゲンが9月に発表したEV「ID.3」の名前がたくさん出ていますけど、価格的にはフィアット<マツダ>フォルクスワーゲンという具合に開きがあるので購買層は被っていないはず。ちなみにID.3を電欠まで運転する動画では最後に亀マークが出現して、プリウス、リーフの亀がこんなところにも…!となりましたよ。

カリフォルニアは2035年までにガソリン、ディーゼルの新車販売が完全廃止ですし、レトロかわいい扉もふくめて、EV化でクルマに求めるものが新たに問われているのを感じますね。

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