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海洋業界初。英スズキがマイクロプラスチックを回収するボート用フィルター装置を開発

  • 2020年10月7日
  • Gizmodo Japan

Image: SUZUKI

単純な構造でも効果はバッチリ。

軽自動車やオートバイでお馴染みスズキの、イギリスにあるマリン事業部にて、世界で初めてマイクロプラスチックを回収するボート用の冷却ホースが開発されました。

We’ve got some exciting news today….our engineers have developed the world's first micro-plastic collecting device for outboard motors. Want to know more? Click here for the full story:https://t.co/Rc6ukMDgLF#ultimateoutboards #cleanoceanproject #microplastics pic.twitter.com/1nPIt5ON4C

— Suzuki Marine UK (@SuzukiMarineUK) October 1, 2020

スズキはボートの外に取り付けるエンジンの構造に着目し、海水を吸い上げて水冷し、また海に戻す間にマイクロプラスチックをフィルタリングするシステムを考案。これは環境を汚さず、既存のスズキ製エンジンにポン付けできるデバイスとなっています。

海を綺麗にするプロジェクトの一環

マイクロプラスチックに限らず、海に流れ込むプラゴミは毎年800万トンにも及び、それらはマイクロプラスチックを生む原因になっています。そこで、スズキは「クリーン・オーション・プロジェクト」という運動を行っており、世界の海の清掃、プラスチックを使った梱包の削減、マイクロプラスチックの回収を目標に掲げています。

二股ホースの片側にフィルターを挟むだけ

このフィルター装置は、簡単にリターンホースに装着することができ、エンジン冷却後に排出する海水を濾過するだけとなっています。それにもしフィルターが詰まっても、海水はもう1本あるホースに戻るのでエンジンの性能には影響はありません。

Image: SUZUKI

テスト結果は良好だった

日本で実施されたモニター時には、かなりの成果があったとのことで、現在は中国、フィリピン、インドネシアでも試験を行っています。今後はそれを踏まえてさらなる改良を経て、2021年からオプションとして導入し、将来的には標準機能として組み込む予定なんですって。

マイクロプラスチックの発生源

自動車のタイヤや排気ガスから、そしてペットボトルやお菓子の袋を開けるだけでも発生する可能性を持つマイクロプラスチック。毎年膨大な量となるそれらは、風に乗り海を漂い、我々が知らないうちに環境を汚染しています。

小型のボート1隻が回収するマイクロプラスチックは微々たる量かもしれませんが、塵も積もればナンとやらって言いますもんね。いずれ大型船などにも実装され、クジラのごとくガバーっと回収できると良いなと思います。

Source: Twitter, YouTube, SUZUKI via MIKE SHOUTS

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