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WeatherFlow Tempestレビュー:Alexaと連携する、おうち用ソーラー気象センサー

  • 2020年10月4日
  • Gizmodo Japan

Image: Gizmodo US

「雨降るから傘持っていきなさい」とか、お母さんみたい。

日本ではまだ、自宅の庭に気象観測ステーションを置いている人って少ないですよね。でもアメリカではわりとメジャーなんだとか。最近は雨雲接近アラートはもちろん、スマートホームと連携してスプリンクラーや照明の自動管理を実行したりと、どんどん進化している様子。今回は最新の気象観測ステーション、WeatherFlowのTempestを米ギズモードのJohn Biggs記者がレビューします。

スタイリッシュでスマートだから、お庭にピッタリ

気象観測ステーションって便利ですが、庭に置いておくと「テクノロジーに詳しいのね」と言われる一方、逆に「お天気マニア」や「ちょっと変わってる」とか言われてしまうこともありますよね。

猛暑や異常気象が気になる昨今、「観測装置を置きたいけど、人目が気になる…」という方におすすめなのが、WeatherFlowのTempestです。SF的なロボットの頭についているような、風見鶏型の風向計などもちろんついていません。一見するとおしゃれなガーデンランプ風で、誰かに見られても変人扱いされる心配もありません。

Tempestは完全な自己完結型。クルクル可動するパーツなどはなく、屋内に設置したベースステーションと接続します。UV検出用の光センサーに気圧センサー、半径25マイル(約40km)の雷検出器、温度および湿度センサー、風速と風向きを表示する超音波風雨センサーを搭載しています。価格は330ドル(約3万4800円)と、従来の気象観測装置よりも高価ですが、その分、見栄えの悪いプロペラや雨カップもなくなりました。Tempestはちょっと変わった街灯のように、ただじっと耳を澄まして世界の音を聞き、太陽からのエネルギーを集めるのです。

周囲の状況や現在地の天気をもとに最新の気象データを生成。それを専用アプリで取り込んで、真に役立つ「お天気グラフ」を作成してくれるので、直近の気象情報が一目瞭然。TempestをAmazon AlexaとGoogle Homeと接続しておけば、アプリ連携サービスのIFTTT を使って、「曇っていたらライトをつける」や「気温が低い時は通知する」といった機能も使えます。

WeatherFlow Tempest

Image: Gizmodo US

これは何?: 周辺のお天気予測に役立つ、自己完結型のコンパクトな気象観測ステーション。

価格: 330ドル (約3万4800円)。

好きなところ: おしゃれな外観(SFロボットっぽくない) 。

好きじゃないところ: 天気情報が本体じゃなく、別のデバイスに表示される。

WeatherFlowのサーバーとリンクして、より正確な気象予測を実現

おもしろいのは、TempestがWeatherFlowのサーバーにも接続し、取得したデータを他の気象データ(衛星や航空機、レーダーなどの地上気象観測所からの測定データ)と統合するところ。これによってステーション本体がキャッチする標準の気象データだけでは成しえない、本当に役立つ気象予測が実現可能なのです。しかも、機械学習によってTempestの気象予測精度は徐々に上がっていきます。 販売元のWeatherFlowでは「予報精度保証」を実施しているので、精度に不満がある場合は返品可能です。ちなみに筆者が使ってみたところ、予報の精度はかなり高いものでした。

Tempestにはマウンティングシステムが搭載されているほか、Wi-Fiの近くに設置するワイヤレスステーションも付属しています。追加電力は必要ありません。観測器は家の塀などに設置してもいいですし(それほど高い位置でなくても大丈夫)、従来どおり庭に置いたり、金属や木製のポールに取りつけてもOKです。太陽電池式なので、バッテリー交換などは必要ありません。プロペラなどの付属機器がないので、場所も取りませんし、従来品よりも威圧感低めです。

Image: Gizmodo US

Image: Gizmodo US

Image: Gizmodo US

Image: Gizmodo US

Image: Gizmodo US

Image: Gizmodo US

Image: Gizmodo US

Image: Gizmodo US

設定が楽なのも、いい

さらに、Tempestは設置も簡単。私が今まで使った気象ステーションのなかではピカイチでした。ここ数年、私はポール設置型の気象観測機器をいくつか使ってきたのですが、なかなかうまく設置できず、正確に気象を測定できるようになるまでかなりイライラしました。今回はガレージの屋上に取りつけて、データ収集もお天気予測もしっかりしてくれていますが、視界に入らない場所にあるので、視界の邪魔になりません。

専用デバイスはなし。スマホorタブレットのアプリで管理

ひとつ難点があるとすれば、気象情報を表示してくれる専用デバイスがない、という点でしょう。Accurite Atlasなど、従来の気象ステーションには専用デバイスも同梱されているのですが、WeatherFlowのTempestには、iOSまたはAndroidアプリが必要。お天気情報を表示する専用のスクリーンが欲しい場合、買い足さなければなりません。

これは、箱を開けてすぐに使える、専用の液晶ディスプレイを備えた気象ステーションを愛用していたファンにとっては不満かも。ただ、データ蓄積と予測機能を備えたアプリがあるので、不便を感じることはないでしょう。

そんなわけで、Tempestは「専用スクリーン付きのお買い得商品」を求めている人よりも、スマホやタブレットでガジェット操作する生活に慣れた人を対象にした商品だと言えます。それも、常に大画面でお天気情報を表示するのではなく、必要に応じてスマホ画面をチェックする、といった使い方をしたい人におすすめです。

AlexaやGoogle Homeにも簡単に接続できるので、「今の天気は?」と音声で現在の空模様を聞くこともできます。もちろん、Tempestで測定した情報を答えてくれるので、すでにゲリラ豪雨が始まっているのに「天気は晴れです」などと言われて「嘘つけーっ!」ということもありません。

ひと言でいうと、高機能・高価格の気象観測ステーション

本機と従来品との違いはずばり、スマホに依存している点、そしてWeatherFlowのサーバーと接続している点です。壁に設置した液晶画面で風向きをチェックする、というのも悪くありませんが、気温が低くなると電球が点滅して「外の鉢植えを屋内に入れた方がいいよ」と教えてくれるのもいいですよね?

高機能である分、価格は高めですが、洗練されたデザインとセンサーの優秀さの点で、Tempestが最先端気象観測装置であることは間違いありません!

現在はアメリカ国内限定販売ですが、WeatherFlowの風速計がすでにAmazon.co.jpなどで販売されていることや、同社のサイトで今後の海外展開を思わせる表現があることから、日本でも入手できる日が近いかもしれません!

まとめ

・可動部品がないのが、大きな魅力。

・Tempestのデータを利用し、AIが周辺地域の天気を予測。

・スマートホームと統合し、お天気サインで他のデバイスを管理することが可能。

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