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エアロバイクし「ながら」VR。テクノロジーでフィットネスに大変革が起きてる

  • 2018年7月12日
  • Gizmodo Japan

Photo: ささきたかし

ちょうどいいバランス感。

楽してマッチョになりたい、って思ったことありませんか? 僕は自宅での筋トレが続かないたびにそう思います。この「楽」っていうのはただ横着するという訳ではありません。もっと「楽」な気持ちで、「楽」しくフィットネスしたい、それだけなんです。ようは続けられるきっかけが欲しいんですよね。

そこに目をつけたのが、日本エイサーとライフ・フィットネス・ジャパンが発表した「VRフィットネスキット」。このVRフィットネスキットはというと、Acer(エイサー)のWindows Mixed Realityとライフ・フィットネス・ジャパンのエクササイズバイクを使ってできる新体験のフィットネスです。簡単にいえば、エクササイズバイクと連動したVRゲームを使って楽しくエクササイズしようぜ!というもの。

「そんなやつ、前からあったじゃん」とお思いの方、侮ってはいけません。VRとフィットネス、ちゃんと混ざり合えばその効果は2倍。夢中になれななるほど、10分のつもりが20分に、20分のつもりが40分に、時間を忘れてフィットネスできるのです! 今回さっそくいくつかのコンテンツを体験してみました。

エクササイズバイクがVRゲーム用コントローラに

Photo: ささきたかし

まずエクササイズバイクにまたがりヘッドセットを装着、するとVirZoomというソフトが立ち上がります。このソフトはエクササイズバイクと連動して動くVRフィットネスシステムで、現在7種類のゲームが用意されています。

最初に体験したのはレーシングゲーム。グラフィックは簡素ですが、ゲームをするには問題ありません。操作方法は、ペダルを漕ぐことで前に進み、頭を左右に動かすことでその方向を変える、という簡単なものです。車なのに漕がないと動かないという事実に、一瞬「マジか」となりましたけど、フィットネスなので当然。

Photo: ささきたかし

ゲーム自体は普通のレーシングゲームと何ら変わりなく、むしろちゃんと漕がないと追い越されますし、車同士がぶつかり合いながら順位を争ったり、結構エキサイトできます。そして「頭を左右に動かす」という操作性がかなりよくて、ちゃんと自分の思い通りに運転できます。

フィットネスとゲーム性のバランス感は「50対50」と言っていいほどのちょうどよさを感じました。というのも、実はこれらのゲームは『Guiter Hero』などのゲームを製作しているところが作ってるんだとか。だから、エクササイズバイクは簡単にいうとVRゲーム用コントローラ的な使い方なんですよね。フィットネスとゲーム性が対等な関係のコンテンツ、なんだかんだあまりなかった気がします。

「ゲーム性」が上がれば「必死さ」も上がる

Photo: ささきたかし

他には、戦車にのって敵の戦車を倒すというゲームもやりました。このゲームは特に敵が四方八方から現れるので周りを見渡す必要があります。この動作が実は体全身を動かすことにつながっていて、最初はなんてことないんですけど、どんどん辛くなってくるんですよね。しかも弾切れとかが発生すると、とにかく漕いで敵から逃げながら落ちてる弾を探さないといけない、まさに戦場と同じ緊迫感を味わえるのです。

Photo: ささきたかし これはカウボーイになって敵を縄で捕まえるゲーム。めちゃくちゃ疲れました。

この緊迫感こそ、VRフィットネスの最重要ポイントだと思います。最初のレーシングゲームもそうでしたが、プレイヤーを「必死」にさせてくれるんです。必死になる=没入しているってことなので、もはやその時点でフィットネスという言葉は頭の中にはありません。

家庭用ゲームをプレイしてて、夢中になった時に行なう「ボタン連打」という動作が、「めちゃくちゃ漕ぐ」に変わり、無意識のまま能動的に運動することになるのです。VRにここまでコントロールされるとは…恐ろしい!

あと人間の習性的なものかもしれないんですが、自転車で走ってる時にちょうど横に並走してくる人がいると抜かしたくなるじゃないですか。VRフィットネスは、それの究極版でもあるなと感じました。

Photo: ささきたかし エクササイズが終わると、結果が見れます。

ちなみに、エクササイズ後はちゃんとその結果も教えてくれます。今回の場合は5分間のプレイで、約1.9km漕いだ結果になりました。この後も何回かプレイして、最終的には汗だくだくに。帰りにはTシャツを買いました。

最新のエクササイズバイク、Netflixが見れるぞ…

Photo: ささきたかし 右端に注目!

余談ですが、実は体験会で最初に驚いたのがライフ・フィットネスのエクササイズバイク本体。あまりジムとは縁がないもので知らなかったんですが、エクササイズバイクの前方画面内には専用プラットフォームが入っていて、NetflixやHuluが見れるんです。最高。

ながら見で筋トレとかって、ちょっと邪道というか、あんまりストイックじゃない印象もあると思うんですけど、もうそれが普通なんですね。Netflixに人生を食われかけてる自分としては、救いでしかありません。

これから先、フィットネスはテクノロジーの賜物になるかも

Photo: ささきたかし

VRもいろいろやりつくされた感ありますけど、しっかりと使い方を考えればまだまだこれだけ有用な使い方があるんだなって改めて気づかされました。正直これならフィットネスとして続けられる気がします。

あとすっかり忘れてたんですが、今回ヘッドセットの使い方はVRでしたが、体験としてはまさにMRだなと感じました。MRと言いつつまだまだコンテンツの少なかったWindows MR。VRフィットネスはエイサーが出した一つの答えなのかもしれません。

そしてフィットネス業界の今後も楽しみ。テクノロジーを使ったフィットネスってちょっと後ろめたい感じもしてたんですが、吹っ切れました。結局、楽に、楽しくフィットネスできるならそれが一番だと思うんです。フィットネスといえば自分を追い込む印象ですが、今後テクノロジーによってエンタメの一つになったりしてね。それだけテクノロジーにはフィットネスのあり方を変える可能性があるように感じました。

VRフィットネスキットは本日より受注が開始。まだ導入されるジムは未定なので、公式ページよりチェックするといいかもしれません。

テクノロジーを駆使してマッチョになる、アイアンマンみたいでよくないですか?


Photo: ささきたかし
Source: ライフ・フィットネス・ジャパン

(K.Yoshioka)

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